長文す
長い時間をかけ仕込んできた21ssも、やっと今日から本格的にご紹介できます。
いうてもまだ冬ですのでまだまだ寒く、春夏商品へ気持ちが切り替わっていないお客様も多いかと思います。(そんなことないか)
ですが、
新しい季節に思いを馳せることが、結果的に何らかのモチベーションに繋がっていたら本望と思います。
すぐ前のブログにも書きましたが、このご時世で先行きが不安といわれる中、少しでも気持ちや生活を明るくさせてくれるような服があるとしたら───────
ASKYYがそうなれるように創り続けていきたいなと思います。小さいブランドながらに。
必需品ではなく嗜好品でしか出来ない”何か”は必ず存在しますからね。
1作品目をさっそくご紹介いたします。
Model:J3
″Y DENIM JACKET”
Code:3/7
Season:362
Material:COTTON98%,POLYURETHANE2%
Color:GREYSH ICE BLUE
21SSの初陣に相応しい佇まいは、
作り手からしても勇気をもらえます。
お持ちのお客様も多いであろう”Y DENIM”
そのトップス版を完成させました。
発売の予定を立ち上げ早々と考えていた為、
LOOKやMOVIEでは既に多めに露出をさせていますね。
21SSの象徴とも言えるべきアイテムは今後数多くリリースしていきますが、
今回のコレ、象徴というよりは出来るべくして出来た本筋かと思います。
今回のパレットは20SSにリリース致しましたBONDING BOMBER JACKET。
いつも通り馴染みのよい形を採用し、生地、加工はYデニムと同等。
デニムの本場、岡山の職人によるクラフトです。
その傑作であるグレイッシュなアイスブルーをON。
すなわち、
BONDING BOMBER × Y DENIM = Y DENIM JACKET の数式。
当然、鉄板同士の組み合わせですから乗算されるだけでなく、
いくつもの新しい効果が発生しています。
そういった化学反応部分を少しずつ解説していきます。
■ベース
本体はMA-1のような癖のないボンバー型のブルゾン。
以前シャツ生地で生産しておりましたボンディングボンバーとはここまで表情が変わります。
(ちなみにフロントジップ部の生地の挟み込みはデニムの特性をダイレクトに表現したかったので今回省いています。)
もともとドロップショルダーの視覚的要素を踏まえるために2つの肩線を配しておりますが、
デニム素材になると一層意味をもたらしてくれますよね。
各所の縫い目もこの出方。
■フリンジ
1月にご予約をいただきましたフリンジフーディもそうでしたが、
21SSシーズンは生地の裁ち切りをブーストさせた延長にある”フリンジ”のデティールが1つのファクターとしてあります。
この作品も例によってその因子を孕み、グランジ感を乗算。
フリンジな見え方になるようにほつれ部分を長くなるよう設計段階で工夫をしています。
肩線や裾口を含め、モノ自体に立体感が出ますのでその辺のデニムジャケットとは一線を画すエイジングを表現出来ました。
普段こっちの筋を多くは作らないので、
うちが提案するデニム物はこうでなきゃなって思います。
やるならとことんやりますよね。その辺の例えばデニムに特化したブランドに劣らないものを。
■襟元
ナローカラー。これもお決まりのパターンニング。
MA1のリブの形をモディファイし、ノーカラーのような利便性と脱力感を持ち合わせます。
■袖口
そのMA1といえばリブですが、その野暮ったさは排除し、
ボタンでの開きが少しのドレス・フォーマル感や「ちゃんとしたブルゾン感」を付与します。
■センタージップ
前回はダブルジップでしたが、今回はシングル仕様。
というのも、脱色や染色等の激しい加工に耐えることができる強いファスナーにする必要がありましたので変更しています。
ヴィンテージのデニムでよく見られるような黄金色のエレメントというとわかりやすいですかね。
その組み合わせがとても良い。
■素材
ポリ2%を含んでいる分、若干のストレッチ性有りです。
パンツをお持ちの方はわかりやすいかもですが、あれと同様の素材です。
素材の馴染みの良さは皆様にご定評をいただきましたが、トップスになってもそれは変わらず健在で。
着ていてストレスを感じにくい、春先に最適な素材感。
程よいハリがある分、安っぽいペラさはありませんね。
加工で柔らかくしている事もあって、雑に扱うくらいがちょうど良いかと思います。これもまた経年変化が楽しみな1着。
■色
Y DENIM 2NDを製作した時にようやくたどり着いた「GREYSH ICE BLUE」の調理レシピ。
0から創り上げた黄金の配合をパンツだけで終わらせるのはもったいない。
その流れからしても、トップスへの転換・採用は必然だったと思います。
色を抜いた後にグレイッシュに染め上げる特殊な加工を経て今作も君臨。
うちのくすみ感あるアイスブルーは、軽さがありつつも黒との相性がよくインナーやボトムを選ばない優秀な色味。
春夏のスタートをきる羽織としては、円滑に季節移行できます。
■デニムonデニム
Y DENIMのICE BLUEをお持ちの方は同じ生地と色味ですので(色味に若干の差はあるかと思いますが、ほぼ一緒です)、LOOKのようにセットアップでのご着用も可能です。
んーしびぃ。好きだなぁ
想像してみてください。
暖かくなってきた春先、LAの様にパームツリーがあるようなリゾート地や自然の中でCHILLする姿。
もう高まりますよね。
それこそ服に潜在する見えない力と価値だと思います。
デニムオンデニムの掛け合わせはサイジングなどによって紙一重になりますが、うちのは双方タイトでコンパクトなシルエットですので、その心配はないす。
lookのようにハットで飾らなくとも、足元を黒ブーツで締めるだけで特に心配なさそう。
白系のスニーカーまで振り切るのも良いですがうちらしさでいえば、締めるとこは締めるっていうさじ加減ぐらいが気分かなと思います。
当然、いつも通りな黒パンこそ王道で。
インナーに合わせているのは1月にご予約頂きましたOFFICER JKT / WHT。
■他のコーデ例
例えばボロボロの色あせたバンTとか。
パーカーでフード出すのもあり。
ASKYYでいえばチュニックあたりとの合わせもオススメです。
白黒以外の色物インナーがあればその層も活躍する機会が増えますよね。
アイデアが次々に出てくる程、着回しが万能ということを意味しています。
格段にコーデの幅が拡がりますから、お持ちの眠っている服も新しく見えてくれる。
自由にいきたいですよね今期は。
■お取り扱い
ご自宅で最初にお洗いいただく際は、なるべく単品にてお洗いください。
染めを施しているため最初は他の衣類に色写りする可能性もありますので念のため。
また、デニムの特性上縮みが生じる可能性があります。
その辺は一般的なデニムと同様の扱いで大丈夫かと思います。
■サイズ感
前回のシャツ生地と違い、加工も多く縮率が変動するため、新しくパターンを調整しています。
少しだけ大きくなりましたかね。
量産分が間も無く到着するので、それを採寸後にもし変更があるようでしたらこちらでご案内いたします。ひとまずはオンラインショップの採寸をご確認ください。
(加工物ですので採寸表と若干の差異がある場合もございます。その点予めご了承ください。)
僕(178cm 67kg)でsize2を着用しています。
シルエット的には少し大きいぐらいがオススメです。
■価格
¥53,000(TAX OUT)となります。
パンツ同様に加工も大変な代物。
とはいえ、デニムが¥47,000って考えるとお得感あるかと思います。
以上、
商品紹介でした。
発売日はいつも通り土曜12時から。
2月からは通常販売期間が始まりますのでご予約品と違い、即購入可能となります。
■発売日 2/6(土)12:00- 店頭・通販同時発売
■通販配送 2/8(月)以降 即納
■店頭にお越しのお客様
21ssの始動に合わせ、2/6より完全アポイント制からアポイント優先制へ営業形式を戻します。
お気軽にご試着にいらしてください。
店内での密集を避けるため、引き続き店内は1組様のみのご対応となります。もしご来店が重なった場合は時間をおいて再度お越し頂くこととなりますので、なるべく事前にアポイントを頂ければ嬉しいです。
(最近は僕も結構不在な時間が多いのでご迷惑おかけしてます)
■アポイント先 info@askyy-official.com
お名前とご来店希望日時を記載し、前日までにご連絡くださいませ。
ということで。
春夏の入り口として機能的にもすぐにお使いいただけるオールシーズンアイテム。
ぜひこの1着で気分を高めて頂けたら嬉しいです。
動画は発売日までに更新いたしますね。
通販ページは下記です。
ASKYY / Y DENIM JACKET / GREYSH ICE BLUE
https://www.askyy-shop.com/items/39423322
※発売時刻までカートに入れることが出来ませんのでご注意ください。
ではでは、みなさまのご購入を心よりお待ちしております。
土曜12時、よろしくお願いいたします。
ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT
2/6〜よりアポイント優先制にて営業再開