昨日の告知通り、
本日はアトリエシリーズ初となるライダースタイプをリリースします。

発売は明日12時。
まず、
ベースとなったのは”ATELIER SHIRT”。

すでに完成されたこのデザインをキャンバスにし、ライダースという要素を丁寧に重ねていく。
やることは至ってシンプル。
ATELIER SHIRTが持つギミックや空気感はそのままに、一枚の羽織へとさらに役割を広げる。ライダース特有の強さはありながら、いわゆるライダースには属さない。かといって、シャツでもジャケットでもない、カテゴライズが難しいようなものづくり。
元々「クリエイターの作業着」として始まったATELIERシリーズだからこそ、この曖昧な立ち位置が妙にしっくりきます。新しいものを作ったというより、ATELIER SHIRTの先にあった別の姿を引き出したような感覚。

◼️BACKGROUND
レイヤー×ライダース。
こう書くと、今まで何度も作ってきたような感覚があります。…ただ振り返ってみると、意外にもこの掛け算を真正面からやったことはほとんどありません。一番近いのは、以前制作したシングルライダースでしょうか。
あちらもレイヤー×ライダースという構成でしたが、ベースはシンメトリー。レイヤーも脱着式で今回とはそもそもの心臓から異なります。
ATELIER SHIRTのアシンメトリーとレイヤーを土台に、ライダースの構造を組み込んでいく。

最近は何か新しい要素を足していくというより、これまでASKYYが作ってきたものを集約して一着に落とし込んでいる感覚です。10周年も近くなり、最近はこういった制作が自然と増えてきましたね。
集大成というか、アイコンの棚卸しというか。

これまで作ってきた作品たちをもう一度見返して、今のASKYYでもう一度やり直して完成させていく。今回のATELIER RIDERSもその流れにある貴重な一着です。
「ATELIER RIDERS」

Code : 3/7
Season : 414
Model : W4
Color : SLATE,BLK
Material : COTTON95%,WOOL5%
Size : 1 / 2 / 3
Made in Japan

◼️DETAIL
・LAYER

身頃は完全な二枚仕立て。
外側はフラットな裾、内側はラウンドカーブ。

ASKYYとして最も落ち着くバランスで構築。
二枚が重なることで生まれる奥行きと立体感。


単純なアシンメトリーではなく、見る角度や動きによってそれぞれの輪郭が現れる設計。
・FRONT ZIP
アシンメトリーの羽織ならではの特性。

それはこのブログでも散々綴ってきましたが、フロントを開いた時にこそ際立ちます。

斜めに走るZIPによって生まれる綺麗なトライアングル。シングルライダースでは得ることのできない、無機質で構築的なモードのニュアンスを生み出します。



どちらの雰囲気もいい。
・SLEEVE
22AWでリリースしたCURVED ZIPPER RIDERSの設計をそのまま移植。腕にまとわりつくように走る流線型のカーブZIPが特徴。ATELIERの静かな佇まいの中に、少しだけインダストリアルな空気を加えています。

少しの毒があることで、、のくだりはここでもよく話していますね。

◼️FABRIC
今回特筆すべきは素材の選択。
はっきりわかりやすく申し上げると、これは秋物の羽織。真冬は肌寒いです。
その代わりに手に入れたのが、
メルトンなどの重衣料では出せないクラフト感、
そして少しやれたような表情。

今回のような集大成的な作品を、真冬にしか着られないアウターにしてしまうのは少しもったいない。先日のGRAND OFFICERは完全な冬アウターとして作りましたが、こちらはまた別の立ち位置。
素材はコットン95%、ウール5%。

秋を中心に、着方次第で長い期間付き合える素材を選びました。少量ずつ時間をかけて揉み、練り、染め上げることで、自然な膨らみと柔らかさを引き出しています。そこに残る、少しやれたような質感。

糸の吹き出し方も最高。
裏を見ていただければ二重織り特有の組成が垣間見えます。

綺麗すぎず、かといって過剰にヴィンテージへ寄せるわけでもない。ATELIERという名前を冠する以上、このくらい使い込まれた道具のような空気がちょうどいいですよね。
だからこそこの時期のリリース。
◼️SILHOUETTE
サイズ感は、ベーシックな基本のサイズピッチ。
吉田(178/62)でBLKはSIZE2着用。



SLATEはSIZE3着用



二枚仕立てですが、見た目以上に軽いです。その一方で、着用時には想像以上の暖かさもあります。構築的な見た目に反して、着てみるとそこまで身構えるような服ではないっていうのはかなり大きいですよね。
いつものサイズをベースに選んでいただければ問題ないかと思います。インナー厚手想定ならサイズをあげてもいいですね。
◼️STYLING
もちろんメルトンなどの重衣料と比べれば防寒性は劣ります。
しかし秋の羽織としては十分に機能しますし、実際これぐらいが一番使えますよね。

室内、電車内、車内。
脱ぎ着に気を遣わず、さくっと羽織れる。
そしてこの上からアウターを重ねるスタイリング。それを想定するなら、あえてジャストめのサイズを選ぶのも良いかもしれません。特に相性が良いのはオーバーサイズのアウター。ゆったりとしたアウターの内側に、今回の構築的なライダースを差し込む。
フロントから覗くレイヤーやZIPが全体を締めてくれるので、ただ重ねるだけでもかなり完成された見え方になります。アウターの中にライダース。少し贅沢な使い方をぜひお試しください。
◼️COLOR
色は2色展開。
並べるとその差をご確認いただけます。

・SLATE
青みを含んだ深いグレー。

絶妙すぎる色味なので僕の語彙力が追いつきませんが、今回の素材が持つ独特のテクスチャーや表面の揺らぎを、一番むき出しにしてくれる色。


いわゆるダークグレーほど野暮ったくないですし、かといってブルーほど色を主張しない。くすんだ無機質さがあり、ソリッドでありながら、どこかやれたような空気もある。ATELIERという名前にもよく似合います。
・BLACK
そして、乾いた黒。
迷ったらこちらにしていただきたいです。間違い無いです。

素材の表情というより、この服の構造が最も際立つ色ですね。


二枚の身頃、アシンメトリーに走るフロントZIP、袖を這うカーブZIP。色数を削ぎ落とすことで、それぞれの線と輪郭がより明確に浮かび上がる。ライダースらしい強さはBLACKが一番。
ASKYYらしいモノトーンのスタイリングにそのまま迷わず差し込める一色。SLATEが素材を見せる色なら、BLACKは構造を見せる色という構図でしょうか。
同じ服でもかなり違った表情に仕上がりました。

◼️PRICE
身頃は完全な二枚仕立て。一枚の中にもう一枚を重ねる構造に加え、アシンメトリーのフロント、CURVED ZIPPER RIDERSから移植した袖など、これまで培ってきた設計を惜しみなく詰め込んでいます。
見た目通り、複雑。そして、その分だけ手数もかかっています。しかし価格は¥72,000(税抜)で抑えました。しっかりと集大成と呼べるところまで作り込めたと思っています。
◼️SERIAL
「26AWのメインコレクション」にのみ、手書きのシリアル(証明)を加えます。

◼️FINALLY
振り返れば、レイヤー、アシンメトリー、ノーカラーライダース、、どれもASKYYがこれまで何度も扱ってきた要素です。それでも、今の感覚でもう一度組み直してみるとこれまでとは違う景色が広がりました。過去をなぞるのではなく今だからこそできる形に仕上げ直す。今回のATELIER RIDERSも、そんな今のASKYYを象徴する一着になったと思います。

推しは不動のBLK。
ぜひ、このレジェンダリーな作品をお楽しみください。
◼️RELEASE
急となりますが明日12時。
鉄は熱いうちにですね。
9/26(土)12:00-9/27(日)23:59
※販売期間を設けております。
※在庫がある場合に限り、不定期でEC在庫を戻す場合がございます。
期間中に買い逃されたお客様は、その際のリストックをお待ちください。
店舗へのアポイントもお待ちしております。それではよろしくお願いします。
ATELIER RIDERS
・SLATE https://www.askyy-shop.com/items/158480849
・BLK https://www.askyy-shop.com/items/158498255