HOOK1 [1th]

昨年2017年7月1日

それはASKYYが 1つの形となった日。

 

 

 

本日をもちましてASKYY TOKYO JAPAN FLAGSHIPSHOP & SELECT BRANDは1周年を迎えることが出来ました。今まで支えていただいた顧客様、ご関係者の皆様、僕の身内の方々、本当にありがとうございます。1周年を祝した頂きものも頂けて本当に幸せです。

 

 

 

 

1年前から現在まで、僕にとってはつい一瞬のように感じられます。

アパレルが不況を極める昨今、新規ブランドには無謀と言われた代官山での直営店スタート。

 

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かたくなに”実店舗”にこだわった理由は、ブランドとしての在り方に起因します。

それはまた節目の時かどこかで語らせて頂こうと思っています。

 

 

 

 

1年でどれだけ進歩出来たのか。お褒めのお言葉を頂いたりもしますが、当事者としてはまだまだと感じます。使命に似た感覚に追われその焦燥感に潰されそうになりますが、それは顧客様やご関係者様に支えられ保たれてきました。

ここから数年経ち、あの時ASKYYの服を着ていてよかったと思って頂けるように、誇りになるように、恩返しをしながらこれからも努めてまいります。

何度か書かせて頂いていますが、何れそれがお客様にとって服というただの物質ではなく超越した何かに成ってほしいと本気で思っています。

 

 

とにかくまだまだ目標は遠く、果てない道のりですが、まずは次の1年浮足立たず根を張ろうと思います。根本を整え、本質を理解し、原点に還ること。

 

 

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木が上へ枝を伸ばし大きくなるには、根が強いものでないと成し得ません。

ですので今ははっきり言うと———-

 

上より下を向こうと思います。

 

マイナスの意味ではなく、それは10年後、50年後のASKYYの為。

広大な大空の下、大きな葉と枝を広げるその時まで。

暗い土の中、少しずつ伸ばし足元を固める根の様に。

 

 

 

表層的に作り込まれたブランドが繁栄し、モノの良し悪しではなくイメージ主義のブランドが溢れかえる現在。またもや時代錯誤な考えですし道はより険しくなることは自覚しています。それは淘汰されることさえあり得ます。

ですが、その一過性で、か弱い木ではなく、如何なる風雨にも耐えうる永続的で屈強な木でありたいと、今はそう考えています。

つまり最近流行りのブランドがやっているようなSNS映えするNEWSやTOPICなど、派手さはありませんし特別なプロモーションは今後もしないと思います。

それらを俯瞰で見ながらウチはウチのやり方で根を下ろしていこうと思います。

上ばかり向いていては見落としてしまうものを丁寧に拾い集めるタイミング。

 

 

それらが身を結んで最終的に、顧客様を彩り、豊かになって頂けるものであれたら一つのブランドとしての幸を感じることが出来ると思います。

 

 

 

というわけで2年目、

その姿勢を持ち合わせ、一歩ずつ進化していきますのでご期待くださいませ。

 

 

 

それでは、2年目のASKYYもよろしくお願い致します。

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著者近影 2018.7.1