VERSE735 [ASKYY / STRIPED ANKLE PANTS]

長文です。

 

 

 

 

 

 

 

 

[22ssに於けるストライプの経緯とその在り方] は、

袖裏にストライプを用いたENTRANCE SHIRTS発売時に少し触れておりますが、

本日は「ストライプ感100アイテム」をリリースしますので、改めてその意図をお伝えできればと思っております。

 

 

 

 

これ、

お察しの通り好みがはっきりわかれるかもしれません。

 

 

 

 

しかしながら、

購入の有無は一旦置いておいて

あー吉田はこういう経緯でコレ作ったんだー って脳の片隅に少し置くようなイメージで理解してもらえれば嬉しいので、あまり興味がないお客様もご一読くだされば嬉しいです。

 

 

 

 

世の中に服は溢れていますが、なぜその服を創ったのか

それを説明できる人、もしくはわざわざするブランドって少ないじゃないですか。

 

(look撮影終了後の賢者タイム)

 

 

 

 

芸術家やアーティストが自分の作った作品を誰かに理解してもらおうとあーだこーだ説明したりすることって確かに少ないですし、その意図も十分理解できます。しかし、僕はそっち側ではありません。

 

その経緯や背景など全てを含めお客様と共有したいと思っています。

なぜなら服は他の芸術品と違い、身につけることが出来る唯一の造形物ですからね。

 

 

 

「誰が作ったのではなく、誰が着るのか 」

結局、結論はその問いに終着するわけです。

 

 

 

作った人(アーティスト)が主人公ではなく、着る人が主人公にならなくては。

そのためには、やはり作品の意図をお伝えする義務があると思うんですよ。

 

 

 

 

というわけで、始めます。


 

 

 

 

 

 

ASKYYが未来のASKYYに向けてブランディングを固めていく中で、

アイデンティティの確立が不可欠 ということはこのブログでも綴り続けてきました。

 

 

 

それはいわゆる「らしさ」を意味します。

 

 

 

 

誰がどう見ても ASKYYってわかるような。

その”確かだけど不確かなニュアンス”こそが一つの価値であると共に、屈強なアイデンティティと思っています。

長い服の歴史の中で裁ち切りもレイヤード等も多用されてきましたが、そういった既に在るものに対していかに付加価値を見出し、前に推し進めるが現世に於いて重要といえるでしょう。

 

 

 

そのために幾多のギミックでその「らしさ」を繰り返し導いてきましたが、

その内の1つに、皆様もご存じ「ボンディング」というアプローチが在ります。

 

 

 

 

うちの哲学でいうボンディングというものは、

黒に白生地を挟みこむことでそのコントラストをリフレクションさせるという行為そのものです。

 

 

過去を振り返れば10型以上も創り続けていました。

 

 

 

そんなうちなりのボンディング。

 

 

 

その一体“何が”今回のテーマである“ストライプ”に結びつくの という部分についてですが、

答えは簡潔で。

 

 

 

 

率直に申し上げますと

黒と白のボンディングを進化させるためにドーピングをしてブーストさせた場合、

 

 

 

それが無数に連続され、

結果的にストライプ柄のような模様を創り出す 

という気付きでした。

 

 

これは、進化させようと惜しまず考え抜いた先にしか発見出来なかった事です。

その過程でしか生まれなかった大切な閃き。

 

 

 

 

その根底が前提としてあるので、ASKYYモノトーンへの相性を維持したまま、

なおかつカジュアルにも、品良くも見せることが出来るという新たな可能性を意味します。

 

 

ストライプの既成概念を分解した上で0視点に戻し、価値を再構築する。

それが今期ストライプを採用した経緯と所以です。

 

 

 

 

 

 

改めて、ご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

STRIPED ANKLE PANTS

Model:L14
Code:3/7
Season:371
Material:COTTON100%
Size:1,2,3
Color:WHT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベースにしたモデルは先シーズンのレイヤードアンクルパンツ。

 

 

 

 

お客様も容易に想像がつくかと思いますが、仮にストライプ柄で完全なフルレングスの場合、主張が強すぎますもんね。

ややルーズなアンクル丈を選択することで、本来ストライプがもつ優等生感を離脱させています。

ウエスト位置で雰囲気を変えることが出来るところもポイント。

 

 

 

そう、

今回はできる限りストライプがもつ嫌みを脱すること が課題でした。

 

 

 

 

料理人が食材の臭みや苦味を一手間かけて除去し、新たな価値を示すように、

この服もまた、考えうるストライプのドレッシーさや概念を除去し新たなご提案に挑戦しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

■ウエスト

ウエストベルト部分は別生地で黒を選択し、ウエストコードも長めの設定で視覚的に締まりを。

 

 

 

背面のみゴムを入れてるのでフロントはスッキリしてます。

もちろんベルトループも完備。

プロダクトタグは、ワークパンツのようにフロントへ配置。

履くと隠れる部分ではあるのですがこういった細部が気に入ってます。

 

 

 

 

 

 

■裾部分

21ssのレイヤードアンクルパンツの仕様はそのまま、裾の裏地がはみ出る長さで設定。

改めて、この1cmの白の効力は大きいですよね。

ストライプ柄を緩和しつつ、しっかり足元も引き立てる。

この丈感なのでブーツとの相性は言うまでもありません。

 

 

 

さらに、内側に仕込んだボタンで裏地を収納できるので

合わせる靴やスタイルによって変えて頂ければと思います。

 

 

 

 

夏なので短靴やサンダルに合わせるシチュエーションも増えると思いますがその場合は、是非裾を出してアクセントにしてみてください。

服の持つ繊細さだけでなく、コーディネート全体までに影響を及ぼすことと思います。

 

 

 

 

 

■素材

カジュアルでマット。

フェード感ある素材が春夏っぽい。

ドレッシーなストライプではなく、アンティークで中世的なストライプ。

生成りのベージュと共存してきたようなアンティークの服屋にあるようなアレですアレ。

 

 

何言ってるかわかんないすね、まぁいいか

 

 

 

この素材、探すのほんと苦労しました。

ストライプの線の太さも多種多様、配色も無限にある中で見つけ出した最高な組み合わせ。

 

 

パンツに最適なハリ、

真っ黒ではなく褐色でモノトーンに合う掠れた表情、

洗いざらしのようなグランジのアンティーク感。

 

その辺に売ってるチープなストライプパンツでは替えがきかない素材かと思います。

さらに洗い加工を施し、抜け感は既に完成済。

 

 

 

 

 

■シルエット

股上にゆとりをもたせており、若干サルエルのシルエット。

股にマチがある分可動域も広く動きやすいかと思います。

裾にかけて細くなっていくクロップド。

 

 

 

レイヤードアンクルパンツをお持ちのお客様はアレと同じサイズで問題ございません。

春夏のルーズなムードにも最適。

 

 

 

 

ストライプ柄でピタッと細いのは違いますよね。

ちょっとお兄というか。少なくとも今の感覚ではありません。

 

 

 

 

ちなみにLOOKは、

ただでさえ足が長いので7分丈ぐらいになってますが、ウエストはへそぐらいまで上げてます。

本来は名前の通りアンクル丈。

 

 

 

フルレングスっぽく腰履きするとこんな感じ。

 

 

 

メリハリをつけて大人っぽく、渋く履きたいフォルム。

 

 

 

 

 

■サイズ感

僕(178cm65kg)でsize3を着用しています。

結構大きめなのでsize2でも履けますが、ストライプの場合は敢えて太めにダボっと履いてもかっこいいです。

ウエスト位置は上気味が好み。

腰骨より上で履いてます。ウエストがゴムなのでかなり楽。

 

 

柄による視覚効果もあるのでそこまで太く見えず最低限シュッと見えます。

 

 

 

 

ゆーき君(177cm 56kg)はsize2をルーズに腰履き。

 

ウエスト位置で結構雰囲気変わりますよね。

その日のトップスや靴によって、収まりの良い定位置をお探しください。

 

 

 

 

 

 

■色展開

ストライプの1色展開。

表記はWHTとなります。

 

 

 

 

 

■価格

「柄物とか新しいテイストに高額は出しづらい」

そう思われるお客様がいらっしゃることは重々承知しております。僕もそうです。

 

ただ、このアイテムに関しては皆様に新しい感覚を共有してほしいという気持ちが強いです。

というわけで、今回は¥35,000(税抜)というトライアル価格。

 

 

 

是非この夏は開拓してみてください。

赤ベルトと合わせるのがとにかくいい。

 

 

 

 

 

 

■無地版

で、今回のストライプパンツのリリースに伴いまして、

この元となったレイヤードアンクルパンツの在庫分、

いわゆる「無地版」も再販売いたします。

現状オフィシャルECには過去作を掲載しておらず購入出来ない状態なので貴重な機会となります。

 

 

過去作の在庫品で既に色欠けサイズ欠けが激しいのですが、

前期にお見逃しだったお客様は是非再度ご検討いただければと思います。

 

 

無地色の販売は、ANNEX店での取り扱いとなりますのでご注意ください。

普段鍵をかけているアネックスですが、この期間は特別に開放いたします。

また、今回ストライプの登場もありましたので2日間限定で30%offとさせていただきます。

 

普段ASKYYはセールをしないのでお求めやすいチャンス。

ストライプより無地がいいーってお客様は是非ご検討ください。

 

 

 

 

 

■販売方法

・発売日 4/16(土)12:00- 直営店店頭・通販同時発売

・通販
ストライプOFFICIAL EC
無地ANNEX EC

・通販配送
4/18(月)以降 即納

・その他
ASKYYステッカー同封
送料無料

※ANNEX、JCBのクレカとか使えなかったのですがようやく全種類お使い頂けるようになりました。

 

 

 

 

 

 

以上となります。

 

 

 

 

 

 

心理学で言うカラーバス効果かもしれませんが、22ssのルックを出してから今に至るまでストライプよく見るようになりましたね。

流行りはそこまで興味ありませんが、少し気になるところ。

いや、気にならないかやはり。うちはうち

 

 

 

 

月並みですが、

カットソー1枚で終わる夏、こういった変化球のパンツが一本あれば脱マンネリになるかと思います。

今まで無地パンツで通してきたお客様ほど、他のモノトーン系のアイテムとの相性を実感頂ける気がします。

 

 

 

モードにも、カジュアルにも。

 

色々お試しください。きっと拡がるはず。

“柄パン”はASKYYでも今後なかなか無い括り。

 

 

 

 

というわけで土曜12時よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ASKYY / STRIPED ANKLE PANTS / WHT
https://www.askyy-shop.com/items/61265921

 

ASKYY / LAYERED ANKLE PANTS / ASH GREY (2021SS版 2日間限定価格)
https://www.askyy-the-annex.com/items/61304086

ASKYY / LAYERED ANKLE PANTS / BLK (2021SS版 2日間限定価格)
https://www.askyy-the-annex.com/items/61303886

 

 

 

ASKYY TOKYO FLAGSHIP

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