セットアップという前半のヤマを超え、
今週からは21AWの後半が始まります。
ざっくり後半のハイライトを申し上げますと、
ニット、羽織、コート、パンツなどが中心となり、前半と比べ温かみのある商品が多くなります。
いわゆる”季節物”はここから。
本格的に寒くなってくることに準じてリリースするアイテムも徐々に肉厚へ。
そんな中から今日は後半の先頭打者をご紹介です。
ASKYYといえばの”白線ボンディングシリーズ”から、
いよいよ「ニット」が登場
ご紹介いたします。
「DOCKING KNIT」
Model:K16
Code:3/7
Season:363
Size:1.2.3
Material:PC(Acryl)90% WOOL10%
Color:BLK,ECRU
顧客様にとっては馴染みのデザイン。
ご予約を頂きましたBONDING HOODIEと同系列。
と、言いたいところですが、
従来と大きく違う点がございます。
それこそが”ドッキング”
見て頂くとお分かりかと思いますが、ただ白線が入っているだけではありません。
左右の生地の差が明確であり、
2面性のある性格になってます。
ドッキングといえば21SSのドッキングシャツも大変ご好評頂きましたが、
今作は「ボンディング」にさらに「ドッキング」を掛け算したカオス。
DOCKING feat, BONDING
個人的夢のコラボ。
本来混じり合わない同士の指揮をとり、つなぎ合わせ。
僕自身が作ることを楽しんでないとお客様にも楽しんでもらえないですからね。
やってることは一見ミニマルとは遠いのですが、
仕上がりはそんなうるさくなくないですか?
例えば乱雑な文章や複雑な思考思想を1行でまとめる偉人の名言のように。
上澄みは極限までシンプルですがそれには果てしない奥行きがある。
服もきっと同じで、複雑なアイデンティティやブランドの哲学、時代性、その他いくつもの要素を調和させつつもそれらは引き出しにしまい、上澄みはシンプルに。
お客様がいかにデイリーに着用できるか それこそが核と思います。
特徴をミニマルに解釈し丁寧にろ過し、アウトプットする。
その過程を通して出来上がった作品は、
決してうるささのない純度高いシンプルさ をもつものになると信じています。
話は大きく逸れましたが、
このプロセスこそが本来の”ミニマル”なのではないか と思うわけでして。
これはモノを創り上げる という学問があった場合の僕の持論なのでスルーしてください。
いつも通り少しずつ解説です。
■左右の生地
左見頃はフラットな目地、
右見頃はリブ。
二重人格。
どちらもニット特有の王道テクスチャー。
生地は混率も全て同じで、編み方を変えているだけ。
この統一感は、そこからきてます。
背面も同様。
■白線のボンディング
左身頃と右身頃の異素材を融和させマッチングさせた白線。
いわゆるシャツで用いる繊細な白生地を挟み込みました。
単調になりがちな冬の無地ニットに終止符をうつ一手。
無地ニットはまぁどこにでも売ってますから、ASKYYの役割ではないなと。
■ずれ
2つのニットを解体し、つなぎ合わせたように。
ドッキングの意図や効果を最大に引き出すためのズレ。
この部分やりすぎてしまうと大人っぽくないというか、ファッション頑張ってます感でちゃうんですよね。
着用時そこまで目立たないように僅かに抑えました。
裾部分はインナーとのレイヤードを計算し若干斜めにカッティングしてます。
この切れ込みが大事な役割を果たしてくれます。
■首回り
詰まりすぎてない程よい開き具合。
■素材感
先日のツイードプルオーバーよりは厚く、もう少しニットっぽい質感。
これこそいかにも ”THE薄手ニット” って感じです。
例えば先日のYジャケットの下に着れるぐらいの想定。
かさばらず程よい厚み。
厚みの表現っていつも難しいですけどユニクロのカシミヤニットってあるじゃないですか定番の。
多分あれぐらいです。(どれ?w)
素材はアクリルの一種を主にしてますが、化繊の肌触りやスペックは日々向上してますさすが日本。申し分ない柔らかさ。
ウールやカシミヤ等の天然素材と比べればそれぞれメリットとデメリットがありますのでいくつか記載しておきますね。
アクリル系は洗濯後も型崩れしにくく伸びも少なく物性が安定してます。シワもつきにくい。乾きも早く保温性もあります。
デメリットでいえば吸水性が低く、毛玉になりやすい
といったところでしょうか。
とはいえニットの時点でウールも毛羽立ちますし、分配はどうでしょうかね。僕的には現代の合成繊維も格段に品質あがっていますしメリット多いのでオススメできます。
あと、個人差あると思いますが滑らかで痒みは少ないかと思います。僕敏感肌ですが平気っす。
■色展開
2色展開。
・ECRU
LOOKでは公開せず隠していたエクリュ。ニットといえばのベージュ系もしっかりご用意しました。女性にも好んで頂けそうな優しい雰囲気。
デザインのハードさを和らげてくれます。
ボンディング部分はBLKと違い、目立たせず溶け込ませました。
・BLK
王道の黒。
白線の役割を大きく果たします。
ボンディングパーカーと比べた場合、フードもなく薄手で更にイージーに着用できるのでニットタイプあっても良いかと思います。
■シルエットとサイズ感
少しゆるめのご提案です。
オーバーサイズまでいきませんが全体にゆとりをもたせた設計。
僕でsize3
これに関しては大きめに着て頂きたいなとおもってます。テンション的にはいつものサイズから1サイズアップぐらいあげてもいいぐらい。
ニットってだらしなく着たいですよね。
萌え袖っていうワードが作られたためにその事柄が女々しい印象になってしまいがちですが、本来はだらしなさやテキトー感に属するかっこいいやつかなと。
ナードとルードの違いというか。
トップスをゆるくしてスキニーと合わせてコントラストを作るか、
パンツも緩めにして、休日感作るか。色々お試し頂ければと思います。
■コーデ
インナーにはASKYYタンクを着て更に馴染みよく。(21AWのご予約タンクは今週末までに配送出来そうです。)
こういったインナーがなくても裾にスリットあるので単体で着ても違和感出ません。
無地黒ニット と要領は変わらず。
そして
ボンディングフーディーの役割同様
羽織を着てる分には無地ニットっぽくみせつつも、
ふとちらっと見える白線。
横にずらしている分コーデの邪魔はしてこないですし特にECRUはインナーとして幅広く使えます。THEニット感があっていい。
■価格
¥35,000(TAX OUT)となります。
ご参考までに、ボンディングパーカーの時は¥33,000。
今回はドッキング&ボンディング&ニット素材。
程よい着地が出来ました。
商品ご紹介は以上です。
以下販売方法です。
発売日 10/16(土)12:00- 店頭・通販同時発売
通販配送 10/18(月)以降 即納
ASKYYステッカー同封
送料無料
あと、また週末BASEさんがクーポン発行してくれるみたいです。
ご使用期間がうまくかぶってるので、ズバでこのアイテムにお使いいただけます。
タイミング最高ですね
お月見クーポンのあとは紅葉クーポン、、最近のたたみかけ半端ないって。
とにかくありがたいです。
クーポン欄にmomiji2021って入れるだけで5%offになるので是非お使いくださいませ。
ちな、うちは今年もセールなしです。
というわけで、後半の先頭打者
ボンディングとドッキングのコラボアイテムでした。
ボンディングパーカーのBLKをお持ちのお客様は、デザインがかぶる ということを懸念されるかもしれません。でもこの白線ギミックってもはやうちのロゴというか定番みたいな感じですし左右生地違いのドッキング要素も加わっているので別物だと思うす。
例えばパーカーのフードありなしだけでも印象が大きく変わるように。
まぁそういうの抜きにしても、
ニットとして、めちゃくちゃいい仕上がりかと思います。
こういったドッキング系って古着リメイクや某メゾン等でよく見かけますが、この黒っぽいモード路線?では珍しい方ですもんね。
今年の冬は是非インナーにお使いくださいませ。
それでは土曜12時、宜しくお願いいたします。
ASKYY / BONDING KNIT
ECRU https://www.askyy-shop.com/items/53539532
BLK https://www.askyy-shop.com/items/53537040
ASKYY TOKYO FLAGSHIP