うちが時たまリリースする”チェックもの”が店頭に並んでる事ってほとんどないですよね。あったとしても一瞬というか。
おかげさまで直ぐさま完売してしまう、花形商品。
やはり私たちの服は圧倒的に黒がベース。
そうなってくると”柄物”を選択する場合、自ずと白黒系のチェックになる っていうのも頷ける結果です。
とはいえ。
そんな鉄板な引き出しである”柄”のみに頼る事なく、
うちは”物の形”で勝負することに妥協ありません。
チェックという特性を理解し、再構築し、いかにASKYYらしく落とし込むかが研究課題。
今回はそのチェック柄のデメリットを逆手にとりメリットに転換する、もしくは既にあるメリットをさらに強固なものへ昇華すること。
そういった姿勢で考え抜いて生まれた作品が今作。
1つ1つ観察し、分解していく事からASKYYの創造の旅は始まります。
公開いたします。
Model:J8
“REMOVABLE HOODIE CHECK SHIRTS”
Code:3/7
Season:362
Size:1,2,3
Material:cotton100%
Color:BLK,YEL
Price:¥39,000(tax out)
LOOKではほとんど全貌をお見せしていなかったアイテム。
そして昨日のブログから「えっ」 ってフリーズされてるお客様もいらっしゃるかもですが
“その色”
のことはちょっと後半に綴るとして、
まずは形からご紹介いたします。
■脱着可能なフード
最も重要な点は、
首元についているフードが
取り外し可能ということ。
フードのみでここまで大きく印象が変わります。
首回りにジップをあしらい、
ぐるっと一周させることで脱着を可能にしました。
↓
休日感あるスタイリング、
ほどよいモード、
あるいはストリート、
はたまた、少しグランジロック気味に。
もちろん秋冬での活躍も容易に想像が出来ますね。
コートやブルゾンを羽織るときはフードを付けて外に出す。
もしくはLOOKのようにチラッと見えるぐらいの使い方をする。
幾多にも可能性が拡がるデザインに仕上がりました。
時に主張の強すぎるチェック柄をフードによって抑制すること。
カジュアルでラフというメリットを更に印象付けるものとすること。
チェック柄の魅力を引き出せたと思っております。
■フロントジップ
前止めはボタンではなく、敢えてジップを採用。
首回りのジップデティールを加味し、
取ってつけたようなものにならぬ様デザイン上の統制を計りました。
あくまでも前を開けて着ることを前提としており、見え方がラフに見えるようにしています。
ジップによってストリート感はさらに増幅しチェックの柔らかい印象もぐっと引き締まったかと思います。
■袖口
腕まくりがしやすいようにここは3つボタン。
こういった細部はちゃんとしたジャケットのギミックを落とし込む事で、安っぽくならないように差別化。
2つくらいボタンを外して、ラフに折り曲げるといい感じ。
■センターベント
これも腕の作り同様、従順にジャケットのデティールを組み込んでいます。
背面から見たときの動きも良いですね。
もちろんフロントを閉じたときの可動域も広くなります。
■ラウンドの裾
あくまでもシャツジャケット。
シャツの印象を強めるため角度の大きいカーブ。
横から見たときの印象を軽快にしてくれます。
さらに今回着丈はいつもより短めの設定。ミドル丈とロング丈の間でしょうか。親しみやすくナチュラルにしています。
■フード部分
いつも通りの裏毛スウェット。
やや大きめにしているので背面から見たときのルーズ感も増し増し。
裁ち切りでASKYYらしさを添えてます。
■素材
今回新しく採用した新素材。
すでにRIBBON COATやBONDAGE PANTS等のチェックアイテムをお持ちの方は、あれより薄手です。以前のチェックチュニックシャツの方に近い厚みです。
シャツそのものといったところ。
春夏リリースものなので、素材の厚みには気をつけました。
蒸し暑さはなくかなり軽い質感。
特にリネン等を用いておらずコットン100なので通年着用いただけます。
何より、この糸の吹き出し感最高ですよね。
洗いもガンガンかけて加工しているので狙い通りの朽ち具合。
あとは色のくすみ感やフェード具合も見所。
チェックの子供っぽさを無くし、ワイルドでグランジなチェックを探し求めようやく出会いました。
■腕回り
肩から手首に走る縫い目の存在、チェックだとなお際立ちます。
■色展開
色名、BLKとはいうものの、
実際は少し青みあるNVY。
黒×白ほどコントラストが強く出ません。
そのため全体像は更に枯れて褪せ感の再現度も高め。
今期のカラーパレットやボヘミアン・ネイティブ系の作品と並んだ時、その一体感を一層感じて頂けるかと思います。NVY系とはいえ彩度はこだわりましたのでモノトーンに合うような配色となります。
■YEL
さて、いよいよ登場。
サプライズカラー、イエロー。
まずは冒頭のフリーズを解いていただき、先入観をなくし、
下の写真からご覧いただきたいです。
僕がご提案したかったこと、この1枚に全て詰まってるような気がしますね。多分言葉に出さなくともお客様には感じ取って頂けるかと思います。
アメカジっぽい枯れたYELとNVYの組み合わせ。
一般的なモード界隈と大きく差別化を狙った一手。
21SSは、作風が変わったのではありません。
もともと備えていたものをようやく形に出来てきただけです。
軸はもちろんいつもの作風。
わかりやすく言うと、本陣とは別にそれを囲む他の陣営も力を付けてきた という感覚です。先日のPONCHOとかもそうですね。
軸があるからこそ、こういった展開があるわけで。
まぁそういう難しい事は抜きにして、、
夏は思いっきりこのぐらい振り切ってもよくないですか?みたいなテンションで発散しました。
COL.BLKには黒フード
COL.YELにはグレーフードが付きます。
■スタイリング
服としての主張も割と強いため、カットソー1枚でまとまります。
冒頭にもありますが、カジュアルにならフード付き。
幅をもたせるならフード無し。
日々のコーデによって使い分けて頂ければ嬉しいです。
フードを取り外した場合も「ノーカラーロングシャツ」として成立するようにしております。
今までのチェックものはTHE羽織 感が強かったと思いますが、今作は中間インナーとしての機能性ももたせているので是非秋冬シーズンを見据えてご検討くださいませ。
今までにないチェック×フロントジップが大いに生かされることと思います。
あと、2,3年前にリリースしたリムーバブルフーディーお持ちのお客様に朗報なのですが、
あれと首回り同じ設計にしました。
つまるところ、
お客様がもし例えばそのBLKのパーカーをお持ちでしたらYELに黒フードをつけることが可能となります。逆もまた然りで、GRYをお持ちでしたらBLK×グレーフードのコンビも可能ということを意味します。
是非アレンジしてみてください。
(あ、今回2色同時にご購入いただくのももちろん離れ業としてあるんでけどね、、離れ業として、、)
■サイズ感
僕178cm 65kgで
BLKはSIZE2
YELはSIZE3
を着用しています。
特にSIZE3のYELは肩を抜いてだらしなく着用。
女性が得意なやつ。(え?わかんないすけど)
アンニュイなバランスで着用頂くのが気分ですね。もちろん普通に肩で着ていただいてもよいのですが。
このテンションの服、細身系だとあんまりイケてないと思ってて。
サイズピッチも少し大きく仕上げてあります。詳しくはオンラインショップをご確認くださいませ。
女性にもご着用いただけたら嬉しいす。
取り急ぎ商品ご紹介は以上となります。
■発売日 5/8(土)12:00- 店頭・通販同時発売
■通販配送 5/12(水)以降 即納
ASKYYステッカー同封
送料無料
※吉田出張予定ありのため、配送日は少し遅くなります。予めご了承下さいませ。
生産数はいつも通りですが、今作に関しては例年の傾向で早々の完売、もしくはサイズ欠けが予想されます。あらかじめご了承くださいませ。
ちなみに21SSおよび21AW(年内)はチェック柄のリリースを予定しておりません。今年はこれのみとなりますので是非入手していただければ嬉しいです。
今日も長文お疲れ様でした。
完全新型となると、気合い入りますね。
色の選択、
どうしましょうか、、
是非ご検討くださいませ。
それでは、よろしくお願いいたします。
REMOVABLE HOODIE CHECK SHIRTS
5/8(SAT)12:00-
BLK https://www.askyy-shop.com/items/43839555
YEL https://www.askyy-shop.com/items/43970930
ASKYY TOKYO FLAGSHIP