毎年恒例の締めのご挨拶です。
今回はいつもの商品紹介にあるような長文レベルを優に超える長文なので、
お時間あるときにでもお読みください。
僕自身も部屋の窓際でボーッとしながら書いてるので散文悪しからず。
昨日をもちまして2020年の営業を終了致しました。
本年もたくさんのご愛顧、本当にありがとうございました。
2020年はどこにいっても何をしていてもコロナというワードが飛び交い、そのワードが増えていくにつれ時代が大きく変わる音をたてていましたね。
ビジネスに於いてもアナログなものは更に淘汰され、私たちの取捨選択も、その精度や基準が一層増したことと思います。
アパレルにおいて良いニュースは悲しくもほとんど聞きませんでしたが、アイデンティティの芯が太く、かつ、時代への適応力・順応力の高いブランドや店はその時代性が逆に後押ししてくれ、反比例の勢いをつけ結果を出していた印象です。
本来その芯が太ければ太いほど後者への矛盾が生じるものですが、その変化を恐れず突き進む力が問われた時代といえるでしょうか。
(そういった事を抜きにしても災いは災い。「どうしようも出来ないものはどうしようも出来ない」 とならざるを得なくなった業界や業種もございますので語弊がないようにしておきたいのですが、これは元来より嗜好品を提供しているアパレルのお話として。)
改めて、そんな大変な時期にも関わらず足をお運び頂き支えて頂いた顧客様、ありがとうございます。
通販のお客様もいつも本当にありがとうございます。
差し入れもたくさん頂き、、日々おいしく頂いております。
最近全然掲載できていなかったのでこのタイミングで頂き物をここでズラッと掲載させてください。
コロナ期らしい頂き物も良い思い出ですね。
こんなたくさんのお土産や差し入れを頂けるお店なんてあるのかな、、本当に感謝です。
その場で食べちゃったり飲んで掲載しきれなかったものもあります、ごめんなさい
今後も皆様に愛して頂けるようなお店作りに励んでいきます。
お客様の中で常に一番かっこいいブランドであり続けることを誓います。
今日は発表もあるので長々書かせてください。
一旦話はコロナがどうこうに戻り、
「この世の自然・生命の摂理同様」
と、改めて強く感じる年でした。
例えば絶滅した恐竜、自然淘汰や進化論の話まで飛躍してしまうので一旦その世界線は留めておきますが、今回のソレは個人的にはソレと同じことがミクロで起きていたと思っています。
全ての変化は進化である。
変化を恐れず、変われたものこそ生き残る。
0視点で物事を考える上で重要なその根源。
自分の人生観においても常にマインドしてきたその生きる糧の擦り込みが、今こうして生存本能として屈強なものになり生かされていると思うと、過去に無駄はないと改めて思えます。
うちは元からアフターコロナのようなスタイルで既存の枠にはまらず、インデペンデントな運営の仕方でした。
もちろんそれは相当な覚悟と努力を伴います。
周りが風に流され帆を順風満帆に広げ進む中、
1つの船だけ逆風に向かい逆方向に進んでいる事と変わりませんから。
ただ風に流されているだけでは、その風の強さや本当の意味での性質はわかりません。到着する先は目先の場所のみ。
真っ向から強風に立ち向かって、荒波に揉まれ、全身を打ち付けられ、その中で風を掴み、その風の本質や性格を知り、乗りこなす。そうすることでしかたどり着けない遠い場所や景色ってあると思うんです。
流されるだけではだめ。
今は逆方向でも、自らを信じ今後も突き進みます。
そして、その風向きが真逆に一気に変わった時。
一番後者に見えたものが一番の先頭におどりでることになります。
今は周りから無視されようが後ろ指を刺されようが、目先ではなく、目指す先はもっと遠い場所。
自らの頭で物事を考え、過去にとらわれず、地を這ってきたような生命力の高いものが新しい時代を担っていく、
そんな新しい世界が僕には見えます。
弊社も当然ながらコロナの影響が全くといってなかったわけではなく、世界へ飛び出したタイミングでの感染拡大でした。
初期投資と資金をかけた海外店舗での取り扱いは見事に全頓挫しましたが、再びパリコレが元に戻った際はすぐにでも挑戦していきます。今はバイヤーもいち消費者と同じような目線でブランド・メーカーからオンラインで仕入れる時代。パリコレの代わりがコレなんて。
昔憧れた僕からしたらさすがに受け入れられないし考えられないですが、まだ俯瞰して冷静に観察していこうと思います。
パリへの”リアル”での挑戦は、お客様にとっても喜んで頂ける事ですし。何よりうちの服のクリエイションを世界へ提示して変えていきたいんですね。
それまでは地に足をつけて力をつけ、羽を広げるタイミングを時期を待つとします。
しかし。
もちろん待っているだけではいけません。
先ほどの話にも戻りますが、待つというのは進化ではなく、退化と同じではないかと思う性分で。
保守的な考えはそこには要らないと思っています。
特にこの時代にそれは。
「ブランドはストーリーである」
こういった節目のブログで常に常に言ってきていますが(自らに言い聞かせてもいるのかもしれないけど)、待っているだけっていうスタンスはその根本に矛盾してしまいますし、何よりお客様にとっては何の面白みもないじゃないですか。
常にワクワクしていたい。僕がそうじゃなきゃお客さんにも伝わらないですよね。
ASKYYでしか見ることの出来ない未来を実現していきたいです。
コロナが来なくとも、僕は新しいことにチャレンジしてきました。
パリでの2回目の出展をはじめ、
数多くのハイブランドのランウェイを渡り歩くマティスの起用。
ストリートなサブのLOOKも増やし、
各アイテムに1動画もつけました。
新しい色や技術などの表現手法を常に学び、取り入れ、
ブランドを充実させる新しいラインを作り
感謝の企画も忘れず行い
細かなアップデートを徐々に繰り返していき
一歩ずつ、寄り道をせずASKYYらしさを確立していきました。
そして京都・大阪へのTRUNK TOURでは更に新しいチャレンジをし、
この先の未来を灯すことも忘れず。
今があります。
そこには参考例などはなく、自分が思った事をとにかく具現化する。
2020年の端的な回想でしたが、
21SSは、
これらを軽く超えていく、更に新しいことで溢れています。
それは商品を1つとってみても、
LOOKをとってみても全てにそれが満ち溢れている。
こんな先が見えない時代に、ASKYYが希望の光となれば嬉しいです。
僕は更に動きます。
型に縛られることなく、逆風を乗りこなし、
この世界で自由に生きます。
本日の本題。
来年2021年の2月、
新店舗オープンいたします。
先日より小出しにしていた重要発表は、
ASKYYが第3章へ突入することでした。
第1章は[2017aw-2018aw]
第2章は[2019ss〜2020aw]
phase3の
第3段階[2021ss〜]はあと約2,3ヶ月後のすぐの話。
いつかのブログで書いたこと、覚えていただいていますか?
年に1回移転するお店ぐらいでもよいと。
僕は時代が変わっても、
変化し進化を繰り返そうと、
信念は曲げません。
何に一番の重きを置くのか その本質を探れば、自ずと答えは見えてきます。
今は内装のデザインや設計を毎日考えている日々です。
次の新店舗は今の店より約2倍の広さの路面店。
場所は変わらず代官山。
よりゆっくりしたお時間をご提供出来るかと思います。
ASKYYの販売方法にあった新しいお店の在り方や魅せ方を体現出来る「箱」。
ASKYYでしか成立しない「箱」。
そんな宝箱は、2フロア構成。
ぜひ楽しみにしていてください。
次のお店はASKYYの世界観をダイレクトに反映させた単独店となります。
M氏のinefficientは変わらず今のあの場所にそのまま君臨します。
代官山にお越しの際はどちらも遊びにきてくれたら嬉しいです。お店が2店舗になったって考えて頂くと楽しいかも。
また移転の詳細についてはまたこちらでご案内させて頂きますね。
とにかく2021年は見逃す暇がないほど、ASKYYなりの成長をご覧頂けるかと思います。
まずは、新年早々から「新しいシリーズ」1作品目の幕開け。
年明けをお待ちください。
改めて、本年も大変お世話になりました。
2021年もASKYYをどうぞ宜しくお願いいたします。
ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT
12/29-1/3 CLOSE
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