verse358 [ASKYY / BONDING GRUNGE JACKET 全貌]

 

 

黒と白のコントラストや配合についての考察は、ASKYYでも永久的に突き詰めたい研究部分でもあって。

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モノトーン主体でやっているブランドですから、それに対してのこだわりって結構えぐかったりします。グラフィックや色で勝負するのではなく、小さい小さい世界で表現をすること。

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もしASKYYがカラフルな服や奇抜な服を作る など既存の概念を取っ払って感性を剥き出しにした場合、それは何かが解放され無限の展開が拡がるでしょう。

いや、これいうと語弊あるかもなので、、うんとー、 、。  感覚としての話です。

でもそれはまた。

 

 

 

要するに、今はその枠で表現をしています。

色の中でも最も強い色 その中でもがいて、struggleして、異常な執着で執拗に突き詰める。10年以上黒に包まれているおかげで、確固たる哲学は気づかぬうちに形成され、揺るぎないものが出来上がっています。

 

 

 

 

 

前置きが長くなりました。

「黒と白の階層化」その実験。

 

 

 

 

 

通常販売・秋冬3作目、登場です。

 

 

 

 

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Model:F18
″BONDING GRUNGE JACKET”
Code:3/7
Season:343
Size:1,2,3
Material:COTTON100%
Color:BLK

 

 

 

 

以前lookでも公表しておりました、アイテム。

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お問い合わせも多くいただきありがとうございました。

お待たせいたしました。

 

 

 

 

 

 

少しずつご説明させてください。

 

 

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・ボンディング部分

今回の最重要箇所。

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これ、フチの色が違う素材ではなく、

単純に言うと、黒の生地と黒の生地の間に白の生地をサンドして挟み込んでいます。名前の通りボンディングジャケット。

 

 

 

白い線がうっすら入ることで、見た目のイメージに一定の作用を齎せました。

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効果としては見た目の「重さ」が無くなり全身黒のコーディネートの場合でもそこまでガチガチにならないというか。

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インナーが黒でも映えるようにしています。

 

 

 

うちがもともとレイヤードのデティールが多いという事は皆様にご存知いただいているかと思いますが、一概に、わかりやすく重ねるっていうものではなく目に見えない細部を重ねる事でアプローチしています。

 

階層化させ、縁取る様に輪郭をつけました。

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それは、襟元、身頃のフチ、手首部分に及びます。

 

 

 

 

・生地

この生地がほんとにやばいやつで。

ぜひ、クリックして大きい画像にしてご確認いただけたら嬉しいです。

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単純に言うと、薄いガーゼの様な生地を2重ではなく3重に貼り合わせてます。

もちろん日本性の高品質。綿100%

 

 

 

 

3重にしたことで、秋口に最適な厚みへ進化。

 

 

 

 

光に照らすと若干透け感があるのがお分かりいただけるかと思います。

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繊細な生地の雰囲気をそのまま秋向けに振ること って意外と難しくて。どうしても表情が夏になるというか。かといってそれを意識しすぎると固くなります。

3重により、導くことができたロジック。

 

 

 

柔らかい着心地と軽量さは保証いたします。

さらに洗い加工をかけフェード感をプラスしているのでクラフト感もあり。

 

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着込んでくうちに味がでてくるのが楽しみですね。

 

 

 

・挟み込んだ生地

ボンディングしている生地は、わざわざ表地と素材を変えています。

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(写真わかりにくくてすいません)

育てていくうちにほつれが出る様に、白の生地は2重ガーゼの素材。

ご自宅で洗うごとに糸が吹き出して、より雰囲気を強めていきます。

 

 

 

 

ボンディングしている箇所は、襟周り、見返し、袖ボタンでフチ部分のみとなります。

つまりその部分は 3重(黒)+2重(白)+3重(黒) になっています。8層ってすごいなw

でも全てが薄い素材での組成ですので変な厚みもありません。

 

 

 

 

・形

スタンドカラーの襟元

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基本的にはそのまま立てた状態でご着用頂きたいです。

 

こういったクラシックというか定番な襟があるタイプの羽織はASKYYでは珍しいですよね。男臭さや、大人の渋さ、という部分にフォーカスして頂けるので気分によって楽しんで頂きたいなって思っています。

 

 

 

 

・シルエット

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すらっと縦長のフォルム。

ウエスト周りはシェイプさせています。

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体に沿います。

 

 

 

ただ前を閉めず、全開けで着て頂きたいというテイの設計で細身にしています。

崩すくらいが絶対かっこいいですよね。

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袖もボタンを開けて折り曲げてラフに。

 

 

 

・湾曲したアーム

これはいつも通り、腕周りがすっきりする様パターンを引いています。

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背中、めちゃ綺麗です。

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普段ロングコート自体に抵抗があるっていう方には、形もフラットなので合わせやすいかと思われます。シンプルで飽きのこないデザインですし、入り口としては今季の中でもオススメです。

 

 

 

・採寸について

写真の吉田で全てSIZE2を着ています。

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中はタンク1枚なのでジャストですが(36℃の中撮影につき)、中にスウェットなどを着込むとなるとSIZE3の方がいいですかね。若しくは、この上にコート類を重ねるパターンならジャストサイズのSIZE2でしょうか。

シチュエーションを想像しお選び頂ければと思います。

いつものASKYYより細身の仕上がりです。

 

 

 

あと、ロングに抵抗があり、いつも着丈が長く断念される方もいらっしゃるので、今回はSIZE1の着丈を通常のピッチより若干短めに設定しています。SIZE2,SIZE3は同じくらいです。詳しくはオンラインサイトをご確認ください。

ちなむと、SIZE2,SIZE3も着丈のお直し可能なのでお気軽にお申しつけくださいませ。

 

 

 

・最後に

お客様方に怒られそうなのでネタバレしておきます。

実はこの形のアウター素材も用意しています。

納期は9月中旬頃。素材でいうとハリのあるメルトンの薄いタイプ。

色はSNOW GRYとBLK。

 

 

 

 

 

次に出る冬用のアウタータイプか、春秋向けの今回のコレか、、

病み垢つくろうかぐらい病み悩む案件なのですが、どうぞごゆっくりお考えくださいませ。

黒のアウター多く持ってるってお客様はデイリーに使える今回のタイプがいいと思いますし、これじゃ寒いわってお客様はアウター素材の方が良いかと思います。

 

 

 

僕は、イキリなので、、両方逝きます(白目)

 

 

 

 

発売は店頭・通販にて、8/10(土) 12:00より発売開始 です。

開始時刻まではカートに入れることが出来ませんのでお気をつけくださいませ。

 

 

 

長文お疲れ様でした。

それではどうぞよろしくお願い致します。

https://www.askyy-shop.com/items/22442731

 

 

 

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吉田の笑顔写真はさすがに草

 

ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT