VERSE1101 [ASKYY / CROSS JACKETの解剖と誕生の経緯]

名の通り、十字を切るよう配したジップ。
今作においては余計な言葉は不要な気がします。

控えめな主張でありながらテーラージャケットの無比を目指した今作。

以前リリースしておりました”TRIPLE ZIP”という作品のプロセスを用いて、



(from 24ss)

新たなアプローチで表現した今作。
合理性とは離れた、いわばASKYYらしからぬ逆のデザイン。それもまた一興。

デザイナーがときたま表に出す「らしくないデザイン」。それは決して血迷った上で生まれたものではなく、何かのデトックスとして生まれた大切な副産物。

そこに付加価値を感じるかどうかはお客様次第なのですが、今後も凝り固まらず、自由に制作していきたいと思います。例えば普段日本料理作っているシェフが本気でフランス料理作ったとしたら食べてみたくないですか?ノリ的にはそんな感じで捉えて頂けたらと思います。ただ、らしくないとはいえ仕上がりはどう見てもASKYYなんですよね。合理性という3本柱の1つが欠けたとしても、他の2つが強い分それを保ってくれている。

シーズンテーマやブランディングの流れと異なる文脈であっても、結局ASKYYはASKYYで。



お客様も肩肘張らず、自由に遊び感覚で着用頂きたい作品です。ここからは詳細について。

[25ss MAIN COLLECTION / week05]
Code : 3/7
Season : 401
Model : T1
Color : BLK
Material : COTTON100%
Size : 1,2,3
Made in Japan

本来ボタンが位置する箇所にファスナー。

小ぶりで細いジップはムシ部分を比翼で隠すことにより主張を和らげました。

これはトリプルジップレザーの首元と同じ理屈。
ファスナーのぎらつきを抑制し、ミニマルに仕上げることで全体の雰囲気をパンクでロックすぎず、モードのベクトルへ。

フロントは閉めることは出来ません。
本当に飾りです。ラフに、潔く着崩してください。

物足りない時はジップを開ける程度で良いかと思います。基本は締めてる状態が良き。

今このブログを書いていて思いましたが、ASKYYもまもなく10年目を迎えるにあたり渋い路線が増えていく中で、「それだけではない」という戒めもあるかもしれません。常に狂気が消えることなく奥底にあり、それを解放し表出させるかどうかの葛藤。冒頭のwhay i thinkにも書いていますが、そういった作り手の精神的な部分も作品の一部として捉えていただければ幸いです。

実は新たなパターンニング。
わずかな立ち上がりも計算済み。

ここがノッチドやピークドですとtoo much。アンニュイな雰囲気に加えるジップの無機質がいつまでも好きです。

袖先には裏地の糸の吹き出しのみがはみ出るように白素材を配置。
ボタンはミニマルに隠しています。

そこを開けば腕まくりのしやすい2つボタンがお目見え。

黒と白のこのコントラストもお決まりですね。中世的でクラシック。

今作も裾部分のみ裁ち切りで適度なグランジを付与。
ジップとこの部分だけで十分なトゲ。

そして側面のコード部分、画像でご確認いただけるかと思いますが、
今作より新たな機構をデザイン。

ボタンによって取り外しが出来るように設計しています。
今までのジャケットを覆すASKYYだけのアイコン。

マネされたくない箇所。

黒だけかと思ったお客様に朗報。
BLKとDEEP BLUEの2色展開にてご用意しております。

・DEEP BLUE

深い青。ネイビーほど重たさはありませんし、この素材でしか出すことの出来ない色味。巷でもほぼ見かけない。
お持ちの羽織が黒の多いお客様、見た目を軽く涼しげなカジュアルにしたいお客様はこちらがおすすめ。

室内と外で色味が違いますが外の色が近いです。

・BLK

黒とシルバーのコントラストが最高の組み合わせ。迷ったらモードなこちらですね。
「黒ジャケ」ほど優秀なカテゴリはありません。

インナー白を選べばラフな雰囲気も強くなります。

薄手のコットン100。夏でも安心。
春ジャケとして重宝する抜群の素材感。

同素材のシリーズとしては、ATELIER TUNICが記憶に新しいです。

(from 24ss ATELIER TUNIC)

このチュニックをお持ちのお客様は2ピースになりますね。

あの時に用いていた素材と同じものを使用しているのでその薄さは画像でみても感じ取っていただけるかと思います。いわゆる「シャツジャケット」の属性でしょうか。コットン100のオールシーズンなので、秋冬のレイヤー用としてもご検討ください。

薄く繊細な生地を貼り合わせたダブルフェイス。生地の段階で長時間揉み練ってナチュラルな風合いを出した代物。独特のヌメ感とくたっとした落ち感が特徴。

仮に、このデザインのジャケットでハリの強い素材ですとそれこそロックな印象が強くなることは想像にたやすいかと思います。このくたくたの素材だからこそ、この風合い、この空気感を創ることが可能となります。

ジャケットなので、細身のサイジング。
ASKYY製品をお持ちのお客様はいつもお選び頂くサイズで問題ないかと思います。

お持ちでないお客様はECの採寸表でジャストサイズをお選びください。
僕(178/60)で青、黒いずれもSIZE3

ゆーき君(177/57)でいずれもSIZE2

夏は薄着ですしジャストサイズで。
身幅はある程度余裕のある今っぽい作りなのでかしこまるこなくご着用いただけます。

¥59,000(税抜)

3/29(土)12:00〜
代官山直営店・ecにて同時発売致します。

※ステッカー無料贈呈
※LINE新規登録クーポンもご利用頂けます。

長文お読みいただきありがとうございました。

明後日の金曜日、コーデの応用編をさらに更新予定です。
また見に来てください。ではでは。