VERSE1229 [着用情報の終焉]

昨日より開催しておりますBREAK OUT PROJECT。たくさんのご購入ありがとうございます。完売したアイテムも多く、みなさまの気分やノリとシンクロしたみたいでとても嬉しい気持ちになりました。お渡しまでしばらくおまちくださいませ。

さて、本日は今後における重要なお知らせ。


PHASE 4において変えたもの。
公式でお伝えしてなかったものがもう一つあります。

それは───────「着用情報」の扱い。

これまでは「誰が、いつ、どこで着用したか」という断片を、手が空いたタイミング、情報が溜まったタイミング、あるいは重要な再販の際にお伝えしてきました。ですが新しいフェーズに入った今、インスタのハイライトに着用情報を掲載していく文化も2026を期に実は辞めており、情報の出し方自体も変えております。実際、一部のクローズドな場において既にその行動を開始しています。

結論から言えば、今後は以前のように大々的にアナウンスをしていくことは考えてません。

「誰々が着たからこれを買う」という動機より、純粋に「ASKYYが好きだから」という理由で服を選んでいただきたい。これって作り手としてごく自然な願いですよね。このブログでもそういった心境は幾度となく吐露してきましたし、昔からこのブログをお読みいただいているお客様はお腹いっぱいぐらいご理解いただけているかと思います。それが服本来の楽しみ方であり本質だと思うからです。そういうのは追えば追うほどキリがないですし、それではいつまで経っても自分自身のスタイルやアイデンティティは形成されないまま。それってブランド側にも責任はあるはずです。それに固執して終わっていくブランド、というか終わってるブランドも多く見かけます。少なくとも僕なら着たくないし、そんな気持ちでやってません。数ある服の中から目の前の一着が放つ光や、それを良いと選択した自分の直感を信じ、養うこと。その高揚感こそがファッションが持つ本来の力であり、何ものにも代えがたい「個性」やその人の「人物像」、そして「人生」さえも紡いでいくのだと確信しています。

こんなニッチでマニアックなブランドではありますが、ありがたいことに衣装協力や著名な方々からのご依頼は大変多くいただいています。それゆえの宿命なのか、あるいは僕個人のトラウマなのか。。うちが提供しているのは単なる物販ではなく、その背景にある物語そのものを共有しているのだと考えています。

だからこそ表面的な情報だけに価値を求める方は、今の僕らの歩みからは自然と離れてしまうかもしれません。それは、ある種仕方のないことだと捉えています。“去るもの追わず” それは、今現在共鳴してくださっているお客様との純度をより高めていきたいという揺るぎない覚悟でもあります。

特に今の時期は多くのお問い合わせをいただいておりますが、「このデザインもしかして」と気づいていただけること。今の僕にとっては、もうそれだけで十分なのです。もちろんその時の気分、どうしても伝えたいストーリーがある時、再販する重要なアイテムがある時などはアナウンスさせていただきます。ですが基本的には、その一着が誰かの日常に溶け込み、着る人自身の生き方や感性によって、誰のものでもない自分のための服へと育っていく過程を尊重したいと思っています。単なる「物販」であれば手に入れた瞬間にゴールですが、ASKYYが共有している物語に共鳴して袖を通すのであれば、その意味は大きく変わりますしね。そこから先は自分自身のスタイルを築き、磨かれ、完成させていくフェーズに入るはずです。お客様自身の手でその一着をファッションへとして昇華させていくこと。そんな幸せ他にありません。だから、もし共感していただけたら信じてください。”そういった情報の有無に左右されなくとも、価値があるもの” をこれからも提供し続けていきます。

───────それこそが僕がASKYYで作りたい本当の景色。


それでは。

開催中 EC