VERSE1137 [ASKYY PHOTO T]

お疲れ様です吉田です。

時は2022のSS───────。

その時のLOOKで颯爽とお披露目するも、今に至るまで発売をしていなかった企画。
気づけば長い時間が経ちました。

なぜその当時発売をしなかったか。気持ちを整理しながら後半に綴りますが、企画してデザインし、サンプルまで作るも結局没る企画って意外に多いんです。これもその数あるうちの１つで。皆様にご覧いただいている製品（実際に販売まで至る物）は、実はその中のほんの一部でして。削っては精査し、その中でも選りすぐったモノの精鋭が今のコレクションたち。没理由は様々な事情がございますが、俯瞰した時の総合的な構成、その他アイテムとのマッチングやハレーション、或いは予算的な部分もあれば、ちょっとした感情で左右される時もあります。

本日ご紹介するアイテムに関しては、そうした障壁を掻い潜り復活した猛者といえます。

以前のHISTORY Tのような「作ってみたシリーズの続編」というべきでしょうか。
初となるフォトTを発売します。

ASKYY PHOTO T

Code : 3/7
Season : XX
Model : EXT1
Color : WHT,CHARCOAL
Material : COTTON100%
Size : S,M,L,XL

ASKYYを古くからご存じ頂いているお客様には懐かしいショット。

(FROM 21SS LOOKBOOK)

その、一場面を。

───────僕この写真が本当に好きなんですよね。

モデルしてくれたオルガが口を隠した無言の姿勢ですが、強い眼差しで何かを見据える。
すなわち、それは口だけではなく行動し、核をぶらさずに貫く覚悟のような。

ちょうど自分が強い覚悟を決めた時と重なりますから、この１枚がその感情に強く共鳴した事を覚えています。スタイリングや写真の構成、構図など諸々含めその意思をLOOKへ投影していました。
-語らずとも示し続け、成し遂げなくてはいけない-

これはただの”お遊びフォトT”ではなく、自らの内側を切り取ったような１枚ともいえるでしょう。「作ってみたシリーズ」と冒頭でお伝え致しましたが、本当は自分の中でずっと意味を持ち続けていたもの。

ただ、今はその気持ちを共有させて頂きたい気持ちです。
「ファッション」として見れるようになったのかもしれません。

about product

インクジェットプリントに掠れ加工。
ボディはピグメント染め。

CHA色は特にエイジングされたヴィンテージの表情が最大の特徴。
アメリカの老舗ブランドのボディを用いています。6.1オンスでしっかりしたボディ。

色褪せた雰囲気とフォトとの相性、最高です。
WHTも透け感を気にせずご着用可能。

同様に、ボディの質感がめちゃくちゃいい。

また、色によってプリントの仕様と印刷方法を若干変えてるので白は着古したぐらいまで写真をフェードさせました。これが仮にコントラストきつめのプリントですと印象が強くなってしまいますからね。何回も洗濯されて乾燥機につっこまれたような枯れ具合がいい。

裾には馴染みのASKYYサブネームでプロダクト感。

ちなみに今回ブランドネームは細い方（糸が垂れている方）を省いたEXTRA仕様。

品質ネームもHISTORY T同様、裾部分につきますので気になる方はカットしてご着用ください。個人的には見せタグとしてそのままご着用いただきたいですが。

about size

サイズ展開は前回のHISTORY Tに近いのですが、今回は使用したボディメーカーが違うので今一度ご確認ください。
４サイズの展開。（1,2,3表記ではなく、S,M,L,XL表記）

ゆーき君(177/57)でいずれの色もSIZE3着用

お好みでお選びください。

about price

HISTORY Tと違い、今作はヴィンテージ加工のボディ。そして大判のプリントと少量生産。物理的に単価が上がるのは当然致し方ないのですが、それだけでなく、こういった作品はたくさん作ってばら撒くモノでもないと思っています。自分にとっては思い出の１枚ですし１部のようなもの。意思が届く方に届けば嬉しいです。

価格は￥20,000(税抜)。

about release

発売日は今週末7/19(土)12時から。
生産数少なめですので、あらかじめご了承ください。

Final

この先を考えてもそうリリースしないであろうフォトT。
秋冬のインナーと見越しても役立ってくれるかと思います。