
Yデニム復活。
スタッズやダメージ、ハイブリッドなどの幾多ものアプローチを繰り返してきたASKYYのパンツの定番「Y DENIM」。
今もなおご愛用頂いているお客様も多く感謝です。
再販のお声も多くいただきますので、やはり「スキニー」自体、身を固める上での重要なピースなのかと再認識致します。度々黒スキニーは流行りどうこうで議論されがちな題材なのかもしれませんが、これってそういった端的な問題でなくスタイルの問題ですもんね。僕個人としてもスキニーの頻度は全盛期に比べ少なくなりましたが、今もなお根底にあるものはきゅっと引き締まったパンツにロング丈のトップス、そしてロングブリムのハットなどといったあのバランスへの憧れなわけで。
今は意地になって逆張りをしているわけではなく、自分を形成したスタイルというものは結局このまま作り続けていくのだと思います。そもそも時代がどうこう騒いでいるのって流行りに敏感”風”なだけのSNS専門のお子様と、男をあれこれ批評することでしか自分の立ち位置を保てない安チャンネーぐらいでしょう笑 すごい言うじゃん
ブランドとしてのアップデートや新規開拓、或いはお客様の需要と供給などの観点としては、アートではなくデザインというビジネスをしているわけですから今でこそゆるめのシルエットも増えましたが、仮に細身好きのお客様が1人も居なくなったとしても僕は昔の憧れや理想像を追い求めてそのまま細いものも作り続けているんだろうなと思います。似合う似合わないという部分もありますが、結局着たいものを着る ということに行きつきますよね。その幅をもって今後もやっていきたいと思います。

まぁそんな世間体や喧騒などを一切無視しきっている孤高の存在、Yデニムもこれで第6世代。

24AWは少しのロック性とラグジュアリーを組み込みました。ロック性って言うとなんかロックに失礼ですしチープに聞こえてあまり好きではありませんが、今作は静かなる反逆を宿した試み。そんな音楽性を微かに感じて頂ければ幸いです。
Y DENIM 6TH

Code: 3/7
Season: 393
Model: S14
Color: BLK
Material: cotton95%,polyurethane5%
Size: 1,2,3
ダメージデニムの頑張っている感とやんちゃ感を消失させた膝割れ

ふとした所作で見える贅沢な配慮

ウエストには「アトリエパンツ」を彷彿とさせる新たな外付けポケット

左のみのアシメ仕様。同素材で自然に調和
今までのASKYYと、新たなASKYY、そしていつも通りのASKYY。
3つの時間軸が重なり合った作品かと思います。

スキニーをお探しだったお客様、買い替えをご検討中だったお客様もお待たせいたしました。
膝割れ
冒頭でも記載いたしましたが、デニムにありがちな”膝割れ”は目立たぬように配慮し設計。


裁ち切りで仕上げたグランジとミニマルな品性が共存した箇所。
膝空き部分から見える肌って若いというかやんちゃ感あるじゃないですか?あれ、個人的には昔から抵抗があって。

ASKYYでは実は作ったことがありません。今回の嗜みも同様の流れを汲んでいますが、内側にフェイクレザーを仕込むことでラグジュアリーにソレを解消し、ストレッチ性の高いフェイクレザーを用いることで屈伸のしやすさも与えました。膝割れのニュアンスはギミックで取り入れつつ、系統としては同類に並行させるという試み。

普段着用している分には悪目立ちしません。
膝部分にアクセントがあることでスキニー独特のタイツ感もなくなるかと思います。今作の核とも言える、なくてはならないデザインで他にはないかと思います。


ちなみに裏の構造はこんな感じ。

肌触りにストレスがないように設計してます。
外付けポケット
アトリエパンツを継承する「左のみ」のフラップポケット。

パンクのパンツでよく見られるようなスカートが付いた印象を微かに感じさせつつ、それをモダナイズすることで普段からご着用頂けるデザインに昇華。膝割れの反骨はそのままウエストの領域にも派生しました。

ATELIER PANTS × Y DENIM という表現もやや乱暴ですが、

そのまま掛け合わせるだけでなくロジカルに引き算。アトリエパンツといえば今までぐるり一周エプロンが付いているようなものが多かったのですが、今作は片側のみの設置とし、アシメのデザインにしてます。ポケットが後付けされている感覚なので、

どちらかというとワークパンツやカーゴ路線の方が強いですかね。
裾
お馴染みの裾ジップ。YDENIMにはなくてはならない要素。

最近はASKYYブーツやASKYYスニーカーも増えたのでこのギミックは一層役立つかと思います。
ウエスト
フロントはミニマルな仕上げに対して、

背面のみのギャザー。

そしてスピンドル。
今までのYdenimにはない「イージーさ」が加わりました。

素材
硬派で強靭な肉体と見た目の割には

ポリ5%を含むストレッチ性あるカツラギ素材。スパンデックス素材を使用していることで伸長回復効果も高く履き心地よき。オールシーズン向けの厚みで年中着用可能。

過去のアイテムでいえば「23AW ハイブリッドデニムの外側部分」で用いた素材と同様なのでお持ちのお客様は外側の着用感をご参考になさってください。
膝裏に当てているフェイクレザーも大変ストレッチ性がある素材なのでご安心ください。リアルレザーですとかなり曲げづらいですし洗濯をはじめとする取り扱いも大変ですもんね。とりわけ、このフェイクレザーはかなりリアルに近い質感かと思います。
シルエットとサイズ感
股下にマチを設けているので可動域は広め。


従来のY DENIMとは違う形になってます。びたびたに細くなるわけではなく、もも周りがややゆるめのフィット感。膝から裾にかけてはいつも通りきゅっと絞っていて細身。洗濯をすればその都度縮みも出ると思うのでピターッがお好きなお客様は何度かウオッシュしてみてください。
僕(178/60 お腹周り細くなった済み)でSIZE2を着用


ゆーき君(177/57)でSIZE1を着用



サイズ選びに関してはウエストのサイズをベースにお選び頂くのがよいかと思います。足が太めのお客様もある程度伸縮性ありますのでsize3多分クリア出来るかと思います。
価格
¥54,000(税抜)
複雑なパターンで工賃も高くなりましたが、6万代にいかないようにギリで踏ん張ってます。(生地値も工賃も本当に上がっているのでまじでつらいっすね泣 もう昔の価格と比較することが意味を成さないというか、例えばブランド設立間もない時の価格とかどう考えても絶対無理です、、今後も企業努力で頑張ります)
販売日
9/28(sat)12:00-
今週も同様に代官山直営店&ECにて土曜12時に発売開始。
最後に
新作3作品目はすぐにでもお使いいただける細身のデニムでした。シンプルなトップスにこそ合わせて頂きたいデザイン性強めのパンツ。せっかく購入するならこれくらい遊んでるパンツがあってもいいですよね。着用するとちゃんと落ち着いるってのもポイント。
ちなみに今シーズンのパンツは残すところあと1型で、24 WINTERの受注会にて公開していたフレアパンツのみです。ですので細いパンツがお好きなお客様はここかなと思います。
というわけで今週も皆さまのご来店・ご注文を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。

Y DENIM 6TH https://www.askyy-shop.com/items/91053420