本日は全てのお客様にお伝えしたい重要なお知らせがございます。
今後の販売方法もかわりますので顧客様方はお読みくだされば幸いです。
まず、23AWも長いお付き合い頂きありがとうございました。まだ小物のリリースやイベントが豊富にあるのですが、今日は大事なご案内もありますのでその経緯も踏まえながら総括を書き上げます。長文となりますがお付き合いください。
うちって常に色々変わるじゃないですか?振り返れば数回の店舗移転もそうでしたけどここ数年でも、2022年はアネックス店をオープンし一点物やポップアップを展開したり新たな販売システムを構築したり、2023年はTRANOIパリへの挑戦やアーカーブコレクションを追加したり。細かい部分でいえばECページもインスタも。商品に関してはリングやサンダル、スニーカーも充実してきました。
開業から今までなにもしていない時ってなくて、変わらない部分は変わらず、変えるべきところは変えてきました。いち経営者としてはそれが当然の仕事でもありますし、変化は進化ですから毎日毎日積み重ねては試行錯誤をして今があります。
ここ数シーズンは生産数を徐々に上げ、即完売でご迷惑かけていた部分もカバーできつつ、おかげさまでお客様も増えて。ブランドの成長を感じることができました。
で、ここからは僕の気持ちの部分なのですが、
少しずつブランドが成長していくことに相反し、これ以上むやみに拡大していくことは「なんとなく性に合わない」と思ってた節が心のどこかであったんですね。

挑戦中の海外は別ですよ?自分がかっこいいと思うものやお客様の欲しいを作り、それに共感して頂けるお客様とだけ共有する。0から作って最後の100まで見たい。「目の届く範囲内」でクリエイションをして成すべきことを成し遂げたい。
そういった”初心のイメージ”や理想像からは少し離れてしまった気がしていたんですね。
皆様「メキシコの漁師」ってご存知ですか?
とても魚釣りが好きな漁師がいました。
漁師は好きな時間に起きて、釣りをして、子供や友達と遊んで楽しく過ごしていました
ある日、あるビジネスマンがその漁師のそばにやってきて言いました。
男:「やあ、すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」
漁師:「そんなに長い時間じゃないよ」
男:「へぇ、君は魚釣りが得意なようだね。せっかくならもっと働いてみたらどうだい?」
漁師:「自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だよ」
男:「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの?」
漁師:「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、
女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
男:「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
部下を雇ってもっと売り上げがでたらボートも買おう。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめて自前の水産品加工工場を建てて、ビジネスを大きくする。その頃には村を出てロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ。そうすれば老後もお金ができるよ」
漁師:「なるほど、そうなるまでにどれくらいかかるのかね?」
男:「20年、いやおそらく25年でそこまでいくね」
漁師:「へぇ、それからどうなるの?」
男:「そしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。 どうだい?すばらしいだろう」
、、僕はこのどちらも否定するつもりもありません。ビジネスマンの気持ちもわかるし漁師の気持ちもわかります。ただですね、ここ最近の僕は割と「ビジネスマン」寄りの思考だったのですが、立ち上げた頃の考えって「漁師」寄りの理想像を描いていたなと我に還るのです。好きな時間に仕事をして好きなものに囲まれて。
しかしながら実際の経営者というものはそれとは程遠い存在。誰よりも働かなくてはいけないし、誰よりも孤独で、自身の将来設計ができるほど甘いものでもない。

僕が理想とする「漁師」になるにはまだまだ圧倒的な努力が必要なのだとわかりました───────。
男:「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの?」
漁師:「そんなに長い時間じゃないよ」
[すばらしい魚]を[長い時間]をかけずに[必要な分]釣ってしまう技術と経験値。漁師は今までに相当な時間と努力を費やして今の生活を手に入れたはずだと思うのです。あくまでも僕の個人的見解ですが。
そう紐解いてみた場合今自分がすべきことは、やはり「ビジネスマン」の方であり、そこから「漁師」を目指すのか? という無限ループに陥ります。正直な話、今は欲しいものを手に入れましたし人によってはもう漁師になってもいいじゃん?ってとこなのかもしれませんが、まだまだなんですよね。。どれだけ経験を積もうが、すばらしい魚を短時間で必要な分とれるかってなると、侍のようにストイックに向き合ってまだまだ至らないと思ってしまう。

どこまでいこうと、きっとそれが僕の性分なのだと思います。
話はそれましたが。
野望と初心は核に置きながらも今のこの少しのモヤモヤをなんとか出来ないかと考えました。ビジネスマンでありつつ、理想の漁師に近づける方法があるとしたら何か。
そうして考えた結果導き出したことは結論、今後は「受注生産制に販売」にしてみようということでした。
それも完全受注に近いものであり、通常販売分は超少量。
漁師的な側面でみれば、モヤモヤしていた「無闇に拡大」ということはされず、自分の目の届く範囲内で負荷なく展開できますし物事をダイレクトに表現できます。精神的浪費も少ないです。ビジネスマン的側面で見れば更に深く根を張ることが出来て、その結果としてASKYYが更に良くなるのではないかと。それは4度目のパリに挑戦することに繋がり、もう一度日本を背負って戦えるのではないかと。今はそんな精神性であり段階と感じています。拡げたものをギュッと絞るというか。アーカイブコレクションまで作って畳み掛けてたのはその前兆だったのかもしれません。売上とかは皆様のおかげ様で諸々大丈夫ですので一旦おいておきますw ここまで来れてようやくそれがわかりました。
そういった流れを汲み、改めて、
12月終わりにお客様向けの展示会(受注会)を初開催いたします。
いつも展示会は身内の卸先様のみにご覧頂いていましたが、次のシーズンはお客様にもご覧いただける機会をご準備いたします。また、先ほども書かせて頂きました通り、
通常販売(1week1release)は今までの生産数ではなく、その段階で在庫が無いか、あるいは超少量か、あるいは抽選品になる予定です。
もちろんいちブランドであり、いちお店なので通常の生産数のものも僅かに展開する予定ですが、基本的には受注販売 ということを念頭にお考えいただければと思います。
この展示会は、毎年恒例である1月の予約3,4型とはまた別物です。5月頃から展開予定のSUMMER COLLECTIONの数型とも別物で、あくまでもMAIN COLLECTIONとなります。
ちょっとややこしいので情報をまとめますね。
2024SSは以下のコレクションに分かれまして、
2024 PREORDER COLLECTION
2024 MAIN COLLECTION
2024 SUMMER COLLECTION
今回展示会を行うのが真ん中の★メインコレクション。
2024 PREORDER COLLECTION→ 今まで通り1月にご予約期間3,4型
★2024 MAIN COLLECTION→ 基本受注生産 通常販売のフリー在庫は数店のみのご用意or抽選販売or未生産
2024 SUMMER COLLECTION→ 通常販売品数型
つまり、
この展示会でオーダー頂かない場合は、
なかなかのご迷惑をおかけしてしまうことを意味します。
ですので、今回の展示会は絶対来て頂きたいわけです(強火)もちろん、一気にご購入も難しいと思うので、めちゃくちゃ手の出しやすい内金制もご用意。普通に金額の30%とかではなく、10%とかなんなら1000円とかのイメージです。条件によってはキャンセルもありにしちゃうかもです。その辺はまた確定次第追ってご案内いたしますね。
展示会限定カラーもご用意。
そして遠方でご来店が難しいお客様にも期間中はECなどでもご案内する予定です。
期間は、最終営業日あたりの年末。
今のうちに下記スケージュールの確保をお願いいたします。
12/22(金)、12/23(土)、12/24(日)、12/25(月)
この4日間でアポイント制。
普段直営店にお越しいただけない遠方のお客様に配慮しECでも受注可能なようにする予定ですが、店頭では珍しくフルコレクションをご覧いただけますし、生地感やサイズ感も掴みやすいですよね。予算組みもしやすくなるかと思います。また、ECではご用意がない「店舗受注限定品」もご準備予定です。例えば人気の限定カラーとかですね。
日程的にクリスマスとかぶりますが、まぁ関係ねぇっすよねw ご旅行ついでにでもぜひお越しくださいませ。
ASKYY [2024 SPRING] MAIN COLLECTION EXHIBITION
12/22,23,24,25 … only4days
・フルコレクションの展示
・基本受注生産のため1WEEK1RELEASEは数点のみの展開
・安価な内金制あり
・EC同時公開予定
・店頭でのオーダー限定品あり
まとめると以上となります。
もしこの段階でアポいただけるお客様は、ご希望の日程とお時間をメールくださいませ。
また日付が近づきましたら詳細をお伝えいたしますが、取り急ぎ、日程の確保だけお願いいたしますということで。。今日は長文ありがとうございました。
最後に
今年もまた新たな変革と挑戦。
お客様にはいつもご迷惑をおかけ致しますが、、(それは昔から変わってないすね)
今後もお付き合い下されば幸いです。
昔のASKYYらしく、身内な悪ノリで、マイペースに。
あ、あと新しいコレクションはほとんどが新型なんです。ぜひご期待ください。
それでは今後もASKYYをどうぞ宜しくお願いいたします。
アポイントは下記までお願いいたします。
宛先→info@askyy-official.com
題名→展示会アポイント
本文→
お名前:
ご希望日:12/22(金)、12/23(土)、12/24(日)、12/25(月)
ご希望時間:12:00-19:00
※ご希望は先着順にて承ります。
ASKYY TOKYO FLAGSHIP www.askyy-shop.com