VESE872 [ASKYY TAG RINGの誕生 -原点と頂点-]

リングに関しては服以上にこだわりが強く、

ASKYYでも長く着手出来ていませんでした。

個人的な話で恐縮ですが現在僕の右手に装備しているアクセは、ANN DEMEULEMEESTER、JULIA ZIMMERMANN、そしてWERKSTATT MUNCHEN。パリでJULIAを買い付けしご紹介させて頂いた時にも触れていますが、これらは全てKLAUS氏が絡んでいる作品です。(ANNの過去のジュエリーはクラウスが製作)

今でこそ右手のみの装着に落ち着きましたが最盛期は10本の指が全て埋まる武装具合。(DV顔も相まって)当時はいろんな意味で恐れられてましたが、 まぁ人並み以上に彼の作品に対してリスペクトがありまして。なんでしょう、自分にとってアクセは”鎧”と一緒の感覚。リングだけでなくブレスやネックレスも含めかれこれ十数年以上課金しては装備(各配置)を入れ替え、無くしては課金していました。今はこれでも削ぎ落とされ完成形に近いです。

話はそれましたが、リングの作成に着手出来ていなかったというより、自身の心の準備が整うまで待っていた が近いのかもしれません。というのも、手の上という狭義での話ですが、自身でリングを作成するということはリスペクトする作者の横に自らの作品が「横並び」することを意味しますもんね。

極端に言えば、モナリザの横に新参者の絵が横並びになるような、そんなおそれ多い感覚をずっと持っていたわけです。

そうして時は過ぎつつ、設立7年目。

いつかくる高い壁への挑戦。

ありがたくも「ASKYYのアクセが欲しい」というお声が集まり、それは頑丈な積層となり、壁のてっぺんまで手の届くところまで来ることができました。ここで誤解を招きたくないのですがうちはアパレルブランドでそもそも土俵も違いますし、下剋上的思考の基でその壁(ブランド)を越してやろう なんていうおこがましい考えはありません。

ここでいう壁というのは、その”聖域”に見合う作品でありたい。というボーダーラインです。

リング1つで何を語ってんだよと思われるかもしれませんが、この作品、このカテゴリにかける思いは大変強く、そして長い間待ち望んで温めていたもの。経験と実績をつけ、ようやく制作しようという気になりました。聖域内で横並びになっても遜色のない、原点にして傑作が仕上がったと思っています。

そんなASKYY初のリング。

お披露目です。

ASKYY TAG RING

Code : 5/7
Season : 381
Model : NA3
Material : SILVER925
Size : 11.13.15号の3段階調整可

ASKYYの衣類に付随するブランドタグのアイコン。

そのロゴやバランス感を忠実に再現。

ASKYYの今までの服は全て伏線となり、

指先にもその魂が宿りました。

ただ単にタグを模してリングに落とし込んだだけではありません。

重要なアイコンである「レイヤード」要素、

もう一つのアイコンでもある「2本垂れるコード」を模したチェーン、

「合理的」で無機質なトグル。

つける位置によってさまざまな見え方に変化するようになっています。

アイデンティティを詰め込み1つの形に構築。

ここから細部についてご説明させて頂きます。

生産背景

まず、今回の制作にあたりご協力頂いたのは某アクセサリーブランドを手掛けている会社様。

名高い商業施設にも入り多数の直営店舗を構え、大手での取り扱いもある有名ブランドです。特に女性の方が認知度は高いですかね。昔からパリコレ出てる日本の某ビッグブランドのアクセもココが作っています。仮にうちが良質なデザインを考えついたとしも、実際ブランドとしてのわがままや強いこだわりを本当に「形」にできるのか、それってまた別じゃないですか。(特に手や指に対してサイコばりに執着してる吉田みたいなタイプは。)そうモヤモヤしてた時、奇跡的にその会社様からオファーを頂いたのです。

長期の視点でみても「形にできる」屈強なパートナーが必要でしたので本当にありがたいお話で、運が良いというかご縁があるなぁと思います。もちろん上記のような肩書きだけでなく当然そこには裏付けがあって。安定したバッググラウンド、日本製らしい緻密な高品質、熟練の職人による細かい手作業が売り。

ここからはそんな細部についてご紹介していきます。

FOCUS① タグ部分

今作の核である「タグ要素」。

完全オリジナルで作成した2つのプレートは細いネームと太いネームの構成はそのまま、ロゴの刻印も忠実に再現しました。

細いプレートのフチのみに真鍮コーティングを施工。

退廃性に静かに潜むラグジュアリー。

シルバーにゴールドのレイヤードがアクセント。

その効果はASKYYの衣類と同じ役割ですよね。

ゴールドとはいえ色も目立たず、さりげないものですのでご安心を。

裏面は皮膚へのストレスが無いようにフラットに仕上げました。

FOCUS② チェーン部分

ASKYYの服でもよくみられる「垂れる紐」。

それがあることで動きが増幅し服が呼吸をするように、、という哲学と持論。

それは指輪という領域でも同じ考えを持ちます。

手の動作と連動する2本のチェーン。

印象が残る手元。

ただ、こういった華奢で繊細な雰囲気ってお客様によってお好みが分かれる部分かと思います。

リングなら尚更。

ということで、その2本のチェーンは取り外しが出来る仕様に細工しました。

このツメ部分を引き、

2本が連なった輪っかの先端を取り外しください。

そうすると、フラットなリングへ変化します。

シンプルもまた良い。

ちなみにチェーンの隙間は要所要所のみそれぞれ溶接で繋げてあるので、その部分が広がってリングが外れるという心配はございません。(CをOにしているというと伝わりますかね)

ちなみに分解図は下画像のような感じ。

FOCUS③ トグル部分

チェーンとは対照的に無骨な印象を司る部分。

このトグルはもちろん機能しますが、基本「飾り」としてお考え頂くのがよいかと思います。

いちいち取り外すのも面倒かと思いますし、そのまま着けるのが楽ですよね。

トグルを穴に通した状態で装着ください。

個人的にはトグルを表面に持ってきちゃってもありかなと思ってます。

外側が見える指、例えば親指とか小指だと二面性があるのでさらに映えるかと思います。

薬指でこんな感じ

加工について

お持ちのアクセサリーの質感が違うニュアンスでしたら、シルバークロスで磨いて燻し加工をとってみても良いかと思います。アルチザンな雰囲気からラグジュアリー路線に変わるイメージ。これはお好みで。

左がデフォで右が燻しをとった加工後。

雰囲気だいぶ変わりますよね。セルフで出来ちゃうので簡単です。

これをする場合、個人的におすすめなのは「コノシュアー」って会社の特殊なシルバークリーナー。10秒つけて磨くだけで画像右のようなクリーンな感じになります。

他のアクセとのトーン合わせやテイストを変えたい方はおすすめの方法す。amazonで売ってます。

サイズ

こう見えてサイズ調整可能なスペックを搭載。

というのも、半分はチェーンで構成されている当作品。

先ほどの垂れるチェーンを取り外すことが出来るツメ部分で、プレートの端にある輪っかの差し込み位置を変えるだけ。

お分かりいただけますでしょうか?

中央のツメ部分(画像中央上)から右のプレートまでの間に小さい◯が3個あります。

その3つの◯のいずれかをお選びいただくことで

微妙なサイズ変更が可能。

数mmの違いの世界線ですが、指となるとそれが結構大事。

サイズ調整の機能をもたせつつもデザインとして昇華する才能、最強じゃ無いですか?

え、はい静かにします。

約11号、約13号、約15号の3段階で調整できます。

一応15号が男性の指の平均値ぐらいの大きさになりますので人差し指や薬指、僕は親指にもつけることができます。

11号にして小指とかもありです。

お手入れについて

もともとエイジングされたデザインのため日々のメンテナンスは基本不要です。

シルバーのくすみ等が気になられるお客様はシルバークロスで磨いてお手入れください。

価格

初カテゴリにしてはお安く出来ました。

¥53,000(税抜)

薄着になるこの季節、コーデの主役としても是非お使いくださいませ。

服と違い、年中ご利用頂ける元の取れる作品。

販売方法

今回は分納につき初回分は少量のみの入荷となります。全量が揃う前に少しでも早くリリースしたかったす。

そのため抽選販売とさせて頂きますので予めご了承ください。次の入荷は大体1ヶ月後ぐらいかと思います。

・抽選応募期間 7/1(土)12:00-7/3(月)23:59
・当確発表 7/4(火)12:00にメール通知
・商品配送 7/4(火)以降即納

となります。

最後に

各カテゴリの処女作は、ブランドが年月を重ねていくことにその重要性、あるいはその希少性が増していくものですが、「原点にして既に頂点」とされる完成された作品は、その中でもそう多く生み出すことが出来ません。

ただ、そういった評価はその後の実績が深く関係しているとしても、創っている側にとって評価等を関係なしに「これこそが頂点だ」と思えるものがあるということは確かです。

(1st prototype from2022)

↑当時はまだプレート幅も太く、刻印もなく、サイズ調整もできず、チェーンも長く、取り外しが出来ない状態でのプロト中のプロトでしたが、この作品に関してはこの段階で既にその片鱗は見えていたように思います。

そこに慢心せず100だと思っていたものを更に120まで拘る努力、いや200にまで増幅させるほど追い込む修練こそが最終的な作品の良し悪しを決めるのだと思います。

今作はまさしくその結晶。

ASKYYのASKYYが詰まった欠片としてお受け取りくださいませ。

それでは、土曜12時宜しくお願い致します。

ASKYY TAG RING
抽選販売 https://www.askyy-shop.com/items/75885166

ASKYY TOKYO FLAGSHIP