今週で6モデル目となり徐々に全体のモヤが晴れてきました。
御察しの通り、
今期は “ボンテージ” が1つのキーワードでしたね。
WEEK 6、
ライダースの新型 が登場です。
Model:H10
“BONDAGE RIDERS”
Code:3/7
Season:353
Material:WOOL100%
Color:BLK
Size:1,2,3
ASKYYでは久々のライダースジャケットの登場です。
裾取り外し可能のREMOVABLE RIDERS(↓)の
後継。
ブランド開始から3年経った今、
上記初期作とは全く別物のライダースが誕生しました。
紐にフォーカスしている今シーズンらしく、ボンテージの要素を浸透させ更なる進化を促します。新しいessential。
芯は変わらずとも、交配で遺伝子を強めながら新たなASKYYをお見せできれば嬉しいです。
ボンテージのイメージって、ファッション的にはPUNKに依存するものが大半ですよね?
ASKYYとしての解釈の表現がここにあって。ROCKから細分化されたPUNK。までいきませんが音楽性を感じる空気感を大事にしモードとは正反対でありつつも紙一重、そんな点と点を線で結びつけました。
このことは後半に詳しく。
少しずつご紹介させて頂きます。
■襟元
今回はノーカラー。
ライダースは結局何をしたってカチッとしてしまうのが常です。
なのでできる限り、そのホルモンをそぎ落としてあげることも必要で。
服の印象、スタイリングの印象を大きく変える襟に対して必然的な選択でした。
腕回りにも装飾性があるので首元はシンプルに仕上げてます。
詰まりもなく程よい襟の空き具合。
もし、この上にアウターを着用した場合でも、首回りのスッキリさを維持したまま邪魔をしないというメリットがあります。
■フロント
斜めに包み込むダブルの仕様。
シングルとは違い、ダブルはデザイン性が一気に向上しますね。
記憶に新しいところでいえば20ssは扱いやすい様カットソー素材でシングルのライダース型をリリースしていました。
20awはデザイン性を重きにおいた中間アウターという部分でダブルのご提案となります。
・閉めた時
ライダース感が強く、無骨な印象でしょうか。
・開けた時
自然な襟の落ち方になるようにしています。
襟元の三角の空き具合が綺麗です。うちのナポレオンジャケットの開き方に近いです。
もたつきがない様に内側にボタンを設置。
■腕回り
これが今作の核心部。
先日リリースし完売致しましたボンテージニットにも近い要素がありましたね。
あれと同系統の”ボンテージシリーズ”に属するので兄弟のアイテムと考えて頂ければと思います。発売こそニットが先ですが、最初に発案していたのはこのライダースの方で。
ニットが弟ならこっちは兄。
兄の強い背中を真似しつつも(原点)、弟は違う道を探す(展開)。
このアームベルトがもたらす影響はニットご紹介時にも触れておりますが、ライダースに落とし込んだ場合は更に全体の印象が構築的なフォルムに強調されます。
ベルトの仕様はニットと異なり、
紐の先にはボタンホールを設置していません。
つまり1回巻きがデフォで、垂らしてご利用下さいという意図でございます。
とはいえ、ニットより紐の長さを短くしているのでそこまで悪目立ちはしないはず。
ニットはインナーにもなるのでホールドする役割も必要でしたが、今回はアウターですし、このくらい遊びを。つけている位置も変化させています。
背面から見た時本当かっこよくないですか?
もし、紐が気になる方はハサミでザクっといってもらっても全然大丈夫なのでカスタムしちゃってください。
ちなみに紐を外し、垂らした状態
ミニマルな仕上がりになります。
写真は左腕がループ外した状態、右腕がつけている状態。
■腕回り
綺麗なカーブを描いた流線型のアーム。
その先にジップがあり、三角のマチを収納。
袖口をフィットさせ、細身にスッキリ見せてくれるのでライダースらしさを色濃く残します。
■レザーコード
ファスナーの先にはレザー紐。袖のファスナーにも配備。
黒とシルバーのコントラスト、装飾感。
■素材
以前ご予約いただきましたLAYERED HOODIEと素材を揃えさせて頂きました。
ロングの気分の時はレイヤードフーディ
ショートの気分の時は今回のライダース。
って切り替えて頂ければスタイリング時の迷いは少なく、思考はシンプルになるかと思います。素材で区分けされ整然としてるそんなクローゼット、絶対かっこいい。
重複しますが改めて素材の説明をさせて頂きますと、
生地はとてもしなやかで落ち感が綺麗なウールの縮絨です。
秋口に最適な厚みであり、アウターの中にも着用可能な薄さです。
写真だと分厚く感じるかもしれませんが、しなやかです。
程よい光沢でしっかり品があるライトメルトン。
実際に店頭でレイヤードフーディをご試着されたお客様はその素材の滑らかな質感を喜んでいただけました。ガサつきがない大変上質なクオリティなのでぜひ実物を見て欲しいなって思います。
今回のライダース、もう少し硬質な素材に落とし込んでいた場合は、もっと違う印象になっていたと思うんですね。
この素材だからこそ実現した雰囲気だなって思いますし、ライダースのホルモンも少なくクリーンに落とし込めたと思っています。
メルトンの厚手アウターと比べると防寒性は少ないですが、秋口にジャストでご着用いただける厚みです。上にアウターも着れますかね。以前のREMOVABLE RIDERSよりは若干薄手です。
■裏地
秋冬ということで裏地もしっかりつけてます。
物性も強くなるので頼り甲斐のある1着です。
■背面
立体的になるよう設計してます。
■価格
¥59,000(TAX OUT)。
前回のREMOVABLE RIDERとほぼ同じ設定にしました。
おそらく皆様が見慣れてらっしゃるであろうライダースの相場的にはここが落とし所ではないのかなぁと頑張ってます。リムーバブルライダースと比較した場合、ギミックも増してますし素材も変わっているのでアレなんですが程よい価格帯かと思われます。
■サイズ感
僕(178cm 67kg)で size2 着てます。
素材自体は柔らかく程よい伸びもあるので、どのサイズも窮屈に感じることはおそらくないかと思います。
・インナーにパーカーとかニットの厚手のものをもってくるのか
・アウター着た時のインナーとして使っていくのか
でサイズの選択は微妙に変わりそうですが、伸びも少しあるので1サイズ小さくても良いかもしれません。
■お取り扱いについて
縮絨woolの製品につき、なるべくクリーニング店のご利用をお勧めさせて頂きます。「通常のアウターと同じような扱い」 として頂ければわかりやすいですね。
自宅でお洗濯もいけない事ないのですが、、縮みが生じる可能性がありますのでご注意くださいませ。
最後に、
冒頭でパンクとかロックとか音楽性の話をさせて頂きましたが、今回のボンテージシリーズはまさにそういったアナーキーなカルチャーからインスパイアされている側面も多いかと思います。もちろん全てではないのですが。
20ssのcut out teeもその片鱗に当たります。
ブランドの1つのテーマでもある「DECADANCE デカダンス」は退廃的という直訳がありますが、ASKYYのいわゆるグランジ要素(裁ち切り、糸の吹き出し等)はそういった脱モードの反骨的な側面も併せ持っています。
ロックあるいはパンクなどの精神世界とミニマルやモードの精神世界のコントラストって、とても美しく感じていて。
その感情や感覚を作品に投影していきたいと思っています。
日常に落とし込みやすいライダースなのでぜひお試し頂ければ嬉しいです。
1つ前のブログでも書きましたが、ここから2,3型は重ための衣料がない周期ですのでご参考までに。。
以下、販売についての詳細です。
8/22(土)12:00- 店頭・通販同時発売。
通販配送:8/25(火)以降 即納
現在通常営業中ですがアポイント優先となりますので、もしお店にお越しいただけるお客様はなるべくアポイントを入れて頂けると幸いです。店頭には既にご用意ございますのでお気軽にご試着くださいませ。info@askyy-official.com 吉田まで
ご注文ページは下記となります。
ASKYY / BONDAGE RIDERS
https://www.askyy-shop.com/items/32704905
※発売時間まではカートに入れることが出来ませんので予めご了承くださいませ。
それでは、どうぞ宜しくお願い致します。
ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT
※8/19(水),20(木)は遅めのお盆休みを頂きます。ご迷惑おかけいたしますがどうぞ宜しくお願い致します。