VERSE450 [CORD CORD CORD]

いつにもまして長文です。

コーヒーついでにでもお読みくださいませ。

 

 

 

 

[ASKYYのアイコン]

と聞いて皆様は何が思いつくでしょうか?

 

 

 

 

 

真っ先にでるワードはおそらく ”レイヤード” が主かと思います。

今期20SSレイヤード3部作の連続出生によって、それはさらに確固たる作風 と成ったかと思います。

 

そしてその次に思い浮かぶアイコンは何を思い浮かべて頂けるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、ずっとそばにあったもの。

垂れる紐(コード) です。

 

 

 

 

今まで紐が付いていることは多々あれど、もっとも、それに強くフォーカスした事はありませんでした。

今週発売する新作はそのギミックに照準を絞り、紐へのアプローチに神経を全て注いだ作品となります。

S3.jpg

 

 

「レイヤード」に次ぐ大きな特徴としての、「垂れる紐」。

ASKYYの哲学の1つ。

 

 

 

昔からしつこく書いていますが人間がそれを着た時、その動きに伴って紐がリフレクトし動くことで服にも生命が宿る とそう思っています。

SQ2.jpg

揺れなど動きがあるものは生命がある限り本能的に惹かれるはずで。これは性格上、話長くなるのでやめておきますが。。

S4.jpg

 

装飾性という部分に於いても無骨な服を繊細なコードが緩和してくれたり、シルエットを変化させることが出来る機能となったり。僕は重要なパーツと捉えています。

そういったブレずに一貫された哲学は、作品に変わり、イメージに変わり、いずれそれが価値となるように。

 

創り手側としても今後そうなるよう段階を踏んで努めていきますね。

 

 

 

 

 

ではさっそくご紹介させて頂きます。

 

 

 

 

 

S1.jpg

Model:G3
″CORD SHIRTS”
Code:3/7
Season:351
Material:COTTON80%,SILK20%
Color:BLK,LGRY,WHT

 

 

 

 

 

その名もコードシャツ。

何がコードなのか はパッと見わかりづらいと思うので少しずつ解説させてください。

SB4.jpg

 

 

 

 

まず、コードタンク(DRAWSTRING TANKTOP)やコードパーカー(CORD HOODIE)など、コードが特徴でそれを冠名とした作品は今まで作成してきました。

次に新しく選んだ形はロングシャツ。

 

 

 

レイヤードとは全く別のアクセスとプロセスが必要なので着地するまでは少々難解でしたが、初回から大変満足のいく作品が出来上がったのでとても満足しています。あんまりこういう感覚は多くないです。

 

 

 

 

 

このLOOK、

Sasky_2115.jpg

正体は、今回のアイテムにLAYERED GILET(BLK/BLK)を重ねています。

Sj3.jpg

 

 

 

 

このLOOKも今回のコードシャツ。

Sasky_1694.jpg

L.GRY色はATELIER PTとトーンを合わせてスタイリング。

 

 

 

 

真夏でも着用出来るロング丈のシャツ。

そんなカテゴリは最適な作品となります。

SW1.jpg

少しずつ解説させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

・リボンカラー

20SS、新しく開発した襟の形。

その名の通り、リボンが垂れ下がっている様なデザイン。

S7.jpg

 

もちろん首元で蝶々結び等でアレンジする事は可能ですが、基本的にはぶら下げてそのままが理想です。

S32.jpg

 

イメージとしては、

フォーマルの場で蝶ネクタイを付けてたけど、めんどくさくて外してそのままの状態でCHILLしてやさぐれてる世捨て人 って感じでしょうか。

いや違うか。

 

 

 

でも脳内はそんなイメージを持ちつつ形に投影しています。

抜け感は与えつつも、リボンがもつ先天的な緊張感もあってそれが結果として繊細な均衡を保つ。

SB2.jpg

 

 

 

襟の途中部分から垂れ下がる仕様にしています。

S9.jpg

リボンに見えないけどリボンに見える という細かい設計は塾考しました。

 

 

 

 

着用時、

下画像の様に襟のコードを内側に仕舞い込んでも違和感が出ないデザインかと思います。

SB3.jpg

ご覧いただくように、ベーシックなノーカラーシャツとしても汎用度は高いですね。

 

 

 

 

首回りは詰まりすぎないようにほどよく空きがあります。

S33.jpg

 

 

 

・袖周り

今回新しく開発したリボンカラーに次いで、

大きなポイントはこの袖部分です。

 

 

 

見えますかね?袖の紐。

S2.jpg

 

 

 

肩から肘までにまず1つコードを設置。

S18.jpg

 

肘部分に垂れるように設計してます。

で、これはただの飾りではなく、内側にもう1つコードを仕込んでおります。

 

S14.jpg

通常の状態では内側にさりげなく垂れますが、

袖をくるっと巻いて頂くと、

SW4.jpg

コード先端に配したボタンホールによって

S15.jpg

肘のボタンで留めることができるという仕様。

 

 

 

これで肩から出てるコードと内側から来ているコードが一直線になり、整合性を上げるという意図です。

S39.jpg

S38.jpg

 

たまーにこういった袖まくる仕様がついているシャツありますが、基本的には大体微妙ですよね、、五分丈とか半袖とか。中途半端なものが多く諸々進化を遂げていないというか。飾りだけで意味を成していなかったり。

 

 

 

今回のうちの作品は「コードにフォーカスする」というコンセプチュアルなテーマ。

古くて凝り固まった状態で止まっていたこういったギミックをうちらしくアップデート出来たかと思います。

SW2.jpg

SW6.jpg

肘、袖にも自然にコードが2本垂れますからね。まさに合理的。

こういった点と点が結びついた時は気持ち良いものです。

 

 

 

というわけで、袖の作りはさりげないながらも 普通ではない状態 にあります。

差別化も図ることが出来るロングシャツとなりますので是非ご考慮くださいませ。

SQ3.jpg

 

 

 

 

 

・素材

ついにシルク混のやばい生地を解禁です。

徐々にASKYYも幅がひろがってきて嬉しいです。

S46.jpg

組成は綿80%にシルク20%。

 

 

触感はほんと驚愕の質感。

 

 

ふっわふわでサラサラ。

着ていることを忘れるほどの異常な軽さ。

SB6.jpg

 

 

ASKYYで今まで用いてきたシャツ生地の中では、

間違いなく最も薄く、最も柔らかく、最も軽量かと思います。

S44.jpg

 

 

 

実はこれ、以前から温存していた生地で。

「真夏用のロング丈もの」に、絶対使いたいって思っていました。これなら蒸れもないですし、日差しも避けることが出来るし、ここぞってときに出す と目論んでいたわけです。

 

 

 

 

今回の形との相性は言わずもがなですよね。

 

 

いつものごとく縫製後に洗いをかけています。

シルクならではの膨らみが一層現れて風合いは倍増。

SQ5.jpg

シフォンやガーゼ、コットンボイルといった形容の方が伝わりやすいですねきっと。

 

 

 

・腰紐

これはいつも通り、ボタンホールに収納できるタイプ。

素材が軽い分、いつもより揺れも大きく大胆。

S4.jpg

 

 

裾のほつれもいつも通り絶好調な朽ち具合。

S11.jpg

SQ4.jpg

 

 

・装飾性への言及

縦に走る縫い目によって立体感を出し調整しています。

S45.jpg

ポケットを付けた場合は生地が薄く内部が透けすぎるので省きました。少し不便かもですが、布を纏ってるって感じでお使い頂ければいいなと思います。

 

 

ボタンは比翼で隠し、ミニマム・シャープに見える様調整。

S41.jpg

SB1.jpg

 

 

 

・色

WHT

いわゆる生成りのようなWHTではなく、ASKYY WHT。清潔で潔い白です。

S20.jpg

品があって爽やか。

インナーにも汎用性高いですね。白のロングシャツって意外とないですよね?V系っぽいやつばっかだし世の中。

 

 

 

 

L.GRY

これもASKYYがよく出しそうなLIGHT GREYです。

S39.jpg

くすみがあるニュアンスカラー。

白ほどパキッとせず柔らかい印象を付与します。インナーでこんな色を挟んでいてもオシャレですよね。黒との相性はお約束いたします。

 

 

 

 

BLK

透け感も他の2色と比べ少ないのでインナーはそこまで選ばないかと思います。

S16.jpg

黒のロング系はみなさまかなりお持ちいただいているかと思いますが、、どうなんでしょう。これは別ですよね?(白目)

 

 

 

 

・サイズ感

いつも通りのサイズ感です。

L.GRYTとBLKはSIZE3着用

SQ1.jpg

SB2.jpg

 

 

WHTはSIZE2着用

SW1.jpg

僕はSIZE2がちょうどですね。

 

 

 

着丈はいつもよりやや短めです。

少し緩めで、ざくっと腕まくりして着て頂くのがちょうどいいかと思います。

SW5.jpg

 

 

LOOKのように

Sasky_1886.jpg

裸は街中ではやりすぎですが、以前のRIBBON COATのチェックのように、どこか旅やリゾート地なんかにさくっと羽織ってほしいです。

 

 

もちろん、うちのLAYERED GILETとも。

Sasky_2021.jpg

早くGREYSH ICE BLUEのYデニム来ないですかねぇ。相性完璧かと。

 

 

 

 

 

・スタイリングについて

WHTとL.GRYは結構透けます。

なのでLOOKのように同系色の色味のタンクやノースリ系で着て頂くのがオススメです。もしくは薄手のロンTでしょうか。

Sasky_1677.jpg

冒頭にもありますが、「真夏も着用できるロングシャツ」 という部分が重要となってきますので着心地と清涼感を追求した作品です。

透けが気になられる方は、BLKをお選び頂くのが無難かと思います。

 

とはいえこの透け感あり気な部分もあるのでそれも楽しんで頂きたいなと思いつつ。

 

 

 

 

・価格

プライスは¥36,000(税抜)

素材の良さ半端ない事に加えて、凝った複雑なパターンとなると本来はもう少し高い設定になるのですが、だいぶ頑張ってます。

 

 

 

 

さて

まだ肌寒いので想像つきにくいかもですが、想像してください、、

 

 

クソ暑い夏を、、

SHUHU.jpg

 

 

 

(しばらく”夏”をしていない為、5.6年前の写真を引っ張り出して掲載する悲しさ+顔グロいので自主規制)

 

 

 

 

 

 

 

となると

この素材感、絶対必要となりません?(強要)

でもきっとその頃には在庫がない可能性があるかもしれませので、、(脅迫)

いかがなさいますか?(恐喝)

 

 

 

推しすぎて、どれかの罪で捕まりそう

でもほんと個人的には大好きな作品に仕上がりました。

生産数に関しては3色ある分、分散するので色とサイズによってはすぐ無くなるものがあるかもしれません。その点はあらかじめご了承くださいませ。。

 

 

 

 

ちなみに

20SSシーズンで長い丈の羽織アイテムはこれが最後です。

ロング系の羽織は、次の秋冬立ち上げまで予定しておりませんので是非ご検討くだされば幸いです。

 

 

 

というわけで

店頭・通販同時3/14(土)12:00-より発売開始です。

是非ご検討くださいませ。

※通販の配送は月曜以降の出荷となります。
※発売時刻まではカートに入れることが出来ませんのでご注意くださいませ。

 

WHT
https://www.askyy-shop.com/items/26957467
L,GRY
https://www.askyy-shop.com/items/26957917
BLK
https://www.askyy-shop.com/items/26957841

 

 

それではどうぞ宜しくお願い致します。

ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT