長文です。
19SSのmainとして発表したRIBBON COAT。
今もなお個人的に着用頻度の多い、お気に入りの作品です。
5色展開するほどのアイテムは今後もあまり出てこない様な気がします。あってもレイヤードカットソーのlimited colorやASKYYタンクをはじめとするインナーぐらいですよね。
それほど、このアイテムへの熱量は高いものでした。
LINER CARDIGAN、先日のLAYERED CARDIGAN 2ND然り、
このノーカラーで1つボタンのフォルムというかパターンは個人的にも一種のmasterpieceで。
大変ご好評頂きました最初のリリースから1年が経ち、新たに新色を引っさげて復活させました。
ご紹介いたします。
Model:G4
″RIBBON COAT”
Code:3/7
Season:351
Material:COTTON100%
Color:L.GRY,BLK,CHK
19SSにて最も早く完売し、今季の気分にもハマるL.GRY
安定のBLK
そして新色、CHECK。
この3色の布陣にて新たなご提案をさせて頂きます。
19SSの時にご紹介させて頂いておりますが、今一度ご紹介させてください。
■袖のリボン
RIBBON COAT その名だたる所以。
肩から袖口にかけて走るリボンは、クラシックな印象を与えASKYYの秩序に忠実な「紐」を袖口に垂らします。
L.GRYではBLKとのコントラストをお楽しみ頂け、
BLKには、同色のBLKで呼吸を合わせていることでさりげなくアイデンティティを主張。
CHKはその柄が本来持つ開放的な性格を、ぱきっと締める役割を。
■胸元のリボン
2018年にこのアイデアを産み出した時、とても腑に落ちた感覚を覚えています。
いかに合理的に紐を垂らすか、ポケットの邪魔をせず、それでいて目立ちすぎなくする方法。
そして袖に走るリボンとの整合性。
パズルのように論理的に組み立ていくプロセスと、感性を深掘りしていく過程のプロセスが交錯したとき、いつもその感覚はとなり合わせに存在しています。
リボンって不思議な力を持ってますよね。
クラシックやエレガント、華奢で可憐。
そういった性質をもつことから、女性もののアイテムに於いては圧倒的に使用頻度が高いと存じますが、それをメンズで落とし込んだ上、更にはリアルクローズとしての範囲内で落とし込むのが僕の仕事とも思います。
うちの服は、こうでなきゃって思います。
■色展開および素材の性質について
まずは新色のCHK色から。
皆様お持ちいただいているかもしれませんが、以前リリースしたチェックのローブとチュニックあるじゃないですか?
実はこの生地、もう廃盤で存在しません。
つまり前回と全く同じものはもう生産が出来ないということでして。生地があったとしても2度目の再生産をすることはなかったと思いますが、、うちの服はそういうのよくあるので(僕の気分もありますけど)是非、その時その時で欲しいと思っていただける商品をGETして頂けると嬉しいです。
で、20SSにて新たに刷新したチェック柄。
前回のチェックを凌駕するチェックを発掘したんですよ。。
見てくださいこれ。
たまんなくないですか。糸の吹き出し方の表現も太いので無骨感あり。
前回の生地よりやや厚めになり、それこそネルシャツ といった表現の方が伝わりやすいかなって思います。黒の濃度も濃くなり、より強いコントラストが浮かびます。
けれど、しっかりWHTとBLKの織りなすその中間地点がボカされフェード感を持ち合わせているんですね。
今期、GREYSH ICE BLUEのデニムをリリース致しますが、ああいったグランジのテンションとまさに合わせたい気分。
この雰囲気、我ながら本当に好きです。
SSシーズンはどうしても黒を避けたいテンションの時がありますし、そのレパートリとしても便利かと思われます。
もちろんモノトーンとは絶対的な結束もあって、
LOOKの様に、合わせ方次第では一気にクラシックな軸へ順応可能となります。
素材は、COTTON100%。これも洗いをガンガンかけてるので取り扱いは楽。次のAWも見据えてお考えいただける素材感です。
先日のLAYERED HOODIEとの色合いと組み合わせはもう完璧でした。
・L.GRY
L.GRYは”WHT”ほど決めすぎず、スプリングコート的なスタンスで用いることができます。
このニュアンスカラーがとにかく綺麗ですよね。
リボンのデティールも目立ってくれるのでざっくり言うと、”おしゃれ感”が最も強いです。僕が着てるようにインナー黒ならパキッとモードしてくれます。
インナー明るめの、例えば白だともっとラフに、夏感は増しますね。昨年最も早く完売した理由は頷けます。
・BLK
本体もリボンも全てオールブラックに仕上げた配色。
わきまえた配色とデザイン性でコーデへの汎用性は上がります。
LOOK撮影してた時に実物なかったので撮れていませんが、、3色の中では間違いなく飽きなく最も使える色。
↓僕が去年から愛用しているBLK
洗いかけまくってたので、いい感じに朽ちつつもバッカリング含めてめちゃ味でてます。
あ、あと
見た目でご理解いただけるかと思いますが、CHKとL.GRY&BLKとは生地が違います。
L.GRYとBLKは昨年と同じ生地で薄手のローン地。さらっと軽量なシャツ素材でウォッシュ加工もかけているので雰囲気いいです。
光が当たると透けてるのわかりますかね?
でもインナーはそんな気にしなくてもいいと思います。
■サイドの腰紐
この形ではお決まりとなったデティール。
腰紐が邪魔な人は内側に収納出来るようにしています。後ろで軽めに結ぶなり、垂らすなり、中に収納するなりお好みで。
■サイズ感
僕(178cm 67kg)が着用しているのはBLKがSIZE2、
L.GRY&CHKはSIZE3です。
割と細身のデザインです。size1とsize2はそこまで大きく変わりませんので袖丈や着丈の長さでお選び頂くのがよろしいかと思われます。
前作とサイズピッチも微妙に変わっているのでオンラインショップをご確認くださいませ。
■価格
CHKは¥43,000(税込)
L.GRY , BLKは¥38,000(税込)
となります。19SSにご購入いただいた方へのご配慮も含め、再生産であるライトグレーとブラックはほんの僅かに値上げさせて頂いておりますのでそちらもいつもの慣例ではありますが、どうぞ宜しくお願い致します。
取り急ぎ商品説明は以上です。
去年は5色生産した分、在庫(SKU)が分散され完売する色やサイズが異常に多かった反省点がありますので、今回はその期待にお応えできる様に再生産に踏み切っています。加えて、推しなので生産数は他のモデルと比べて若干多いかと思います。
一応、昨年のOLV(SIZE1)とSLATE(SIZE1.2)も1点ずつですが引っ張り出してきたのでそれもオンラインにて掲載しておきますね。
新色のCHK。
今期20SSはチェック柄アイテムがコレのみとなります。インナー用のシャツ等でも作りがありません。お好きな方は是非このタイミングで踏み込んで頂ければと思います。
最後に
春夏シーズンは行楽日和も多く、遠くを眺め思考がトびがちですよね。
海、山、川、砂漠
そして 海を越えた異国の土地。
脳内でそんな妄想をしつつも、結果多忙により出張以外はなかなか行けておりません。
が、どこか自由に行くことができるとすれば、きっとこれを着るだろうなって思います。
いつか見た旅人のように、枯れたチェックの柄。
洗いざらしでほつれた糸。
インナーは襟が伸びたゆるいカットソー。
足元はビーサン。
ヒッピーのように何も気にしない奔放な心。
ただ自然と共存し過ごすこと。
LOOKはモードでCLASSICに振っていますが、上記の様な脱力イメージで着用してほしいなって思います。
2/29(土)12:00より店頭、通販同時発売となります。
通販のお客様は最後掲載のURLよりご確認くださいませ。
※発売開始時間まではカートに入れることが出来ませんのでご注意くださいませ。
※発送は月曜日出荷予定です。
(あと、先日の「BASE発行10%OFFクーポン」の件は一個前のブログにありますが、早期終了しておりますのでよろしくお願い致します。)
今の20SS、次の20AW、
そして今現在、パリに向けて制作に入っている21SS。
ASKYYは更なる広い世界へ向け、少しずつ大きな船の舵取りを始めています。
このアイテムは、その灯台の光へ向かう片鱗であり、今後のひとつのKEYとなってきます。是非手にして頂けたら嬉しいです。
それでは。
RIBBON COAT
CHK https://www.askyy-shop.com/items/26631609
L.GRY https://www.askyy-shop.com/items/26631589
BLK https://www.askyy-shop.com/items/26631593
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OLV (Only SIZE1) https://www.askyy-shop.com/items/17524144
SLATE (Only SIZE1.2) https://www.askyy-shop.com/items/17169422
ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT
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