ここ最近のLEATHER 2トップ(SINGLE&2WINZIP)、
JACKETの2トップ(LAYERED&BONDING)、
3大将の “THE SWEAT 3″、
そして4皇(残すところあと2人)。
そして
ご予約等の強力な戦線がその周りを固めてきました。
(NAPOLEON JKT ,RIDERS JKT, ATELIER PANTS, LAYERED CUTSEW 4TH)
ASKYYの各シーズンの大枠を考えるにあたって、その基盤というか「核」となる商品は必ず存在していて。時にはそれを中心に組み立ててMDを組みます。
同時に、それは一番推していきたい商品を意味する場合もございます。
全体を俯瞰し構成図にした場合、それは可視化され、より現実を帯びます。
今週末発売のアイテムは、まさしくその核となる商品。
極めて万能なアイテムです。
こういう事言うのは少し苦手なのですが、
ASKYYを着用して頂けている皆様には、これを絶対持っていてほしい
そんな商品です。
公開です。
Model:F13 ″LINER CARDIGAN”
Code:3/7
Season:343
Material:POLYESTER 64% COTTON 32% POLYURETHANE 4%
Color:BLK
その名は、ライナーカーディガン。
この内側が全てです。
名称通り、薄手のアウター等の「ライナー」代わりとして大きな役割を果たすアイテム。
もちろん、単品でも成立するようにフラットに仕上げています。
少しずつ解説させて頂きます。
・素材
コンセプト部分である、内側のフェイクファー。
きっと写真でもお分かり頂けるであろう、明らかな柔らかさと気持ち良い質感。
大変滑らかで優しく、ベロアのような肌触りです。
(この写真硬そうですけどね、、相当エモいふわとろタッチです)
ファーというと少し意味合いが違ってきそうなのでアレですが、、ボア でもフリースでもないので形容しがたいです。
僕の中では、ファーなのでもうファーってことでいいですよね?、、
抜群の暖かさと保温性、そして着心地は本当にやみつきになるものです。
それでいて表面はスウェットのようにマット。
この見た目でありつつも、中は暖かいという属性は貴重ですよね。
寒いからといって、ただ単純にモコモコを着るのは少し違います。
もし風が吹いてめくれた場合、
モコモコが見えにくい様に見返しをつけているのもポイント。
ソリッドな外側の雰囲気は極力壊したくありません。
・形
極力無駄をそぎ落とし、フラットな仕上げにしました。
上にくるアウターの邪魔になってはいけませんので、襟をなくしています。
コーデの邪魔をせぬ様、フロントボタンも一つのみ。
これまたアウターの内側にくることを想定し、もたつきがないよう体に沿うシェイプしたパターン。
ラインはとても綺麗です。
袖のボタンも全て削ぎ落としてます。
これもアウターを着用した場合邪魔にならぬことに加え、
袖を折ってムートンっぽく着ることができる様に。
ベースは19SSのRIBBON COATを元に改造しています。
(ですのでリボンコートを お持ちのお客様はサイズ同じで問題ないかと思います。)
・腰紐
うちの服は紐が多いのですが、これもまたその一つですね。
基本的には縛らずに垂らしておいてほしいのですが
軽く結ぶ感じもオススメです。
腰紐がある事で背面や側面から見ても コートっぽい表情になってくれます。
紐がないフラットな仕様がお好きな方は、紐の付け根のすぐ下にボタンホールを設けているのでそこに紐を入れ込んでください。
今までASKYYは冬を越せるような「暖かい商品」ってあんまりなかったですよね。
その経緯もあって、ライナーになるものを作ろうとしたのですが、
結局どうやってもASKYYはASKYYで。
最終的には、もはや コート と呼べるぐらいのアイテムになったかなと感じています。
多分秋は一枚で成立しちゃいます。
カーディガンっぽいリラックスした雰囲気をもちつつも、デティールはコート。
以前の17SS LAYERED CARDIGANをお持ちのお客様は多いかと思いますが、その冬版としてお考え頂きたいなと思っています。秋冬はこっちにシフトチェンジのイメージでしょうか。
ちなみに吉田でSIZE2を着用しています。
いつもお選びいただくサイズ感で問題ないかと思います。
そして最後に “核心” です。
例えば、先日リリースのBONDING COATあたりのアウターと合わせて頂いた場合、
利害関係(BONDING COAT 1枚では寒い)が一致しベストな組み合わせにもなるかと思います。
このように───────
今までの薄手の羽織を暖かいものに変化させ、それでいてそのアウターを脱いだ時もしっかりそのイメージを壊さず着用できるという。
薄手で心許なかったコートが一気に真冬仕様へ。
これが今回のやりたかった全てです。
即ちそれは、小さい世界の大きな革命。
それこそatelier ptやlayered jacket等に比べればデザイン性に於いて大きな主張はないかもしれません。
ですが、シンプルに見えて実は水面下で大きく物事を動かし操作していること。
これこそがASKYYの考える本当の意味での「革命」です。
僕の中での 革命家ドラゴン は、
おとなしく息を潜めていたコイツでした。
冒頭にもありますが、今回の商品に関してはASKYYを普段から好んでご着用いただいておりますお客様全てにいきわたってほしいなって思います。
価格はその意図も含め、¥35,000(税抜)
この価格にその意図が全て現れている気がしますが、少しでも思いが伝われば嬉しいです。
ロング丈を普段着慣れない方もロングカーディガンとしてお考え頂ければハードルはぐっと下がるかと思います。
逆にロングを多くお持ちの方もこのライナーがあれば、冬着ることが出来ないあのコートもきっと冬に活躍できるアイテムになるはず。
エゴだけで服は作りません。
使いやすく、機能性も高く、価格も程よい、そんな3拍子の揃った商品。
寒さを実感し本当に必要となってくる冬に発売する事が諸々適切かと思いましたが、これを軸に真冬を考えて頂きたいので早めのリリースとなります。
発売はいつも通り
店頭・通販 9/21(土)12:00より発売開始とさせて頂きます。
ASKYY / LINER CARDIGAN
https://www.askyy-shop.com/items/23311631
それではどうぞ宜しくお願い致します。
ASKYY TOKYO FLAGSHIP & INEFFICIENT