引き寄せられる様に向かったのは、城の主が代々ずっと女性という珍しい古城。ここも同じく静かな田舎の中に佇んでいます。パリから車で3時間の僻地。
モネやルノワール界隈の印象派画家の絵に出てきそうな風景を通り抜け、
庭園ごしに見えてきたのは、かつての繁栄。
少しの刺激で壊れそうなぐらい老朽化した佇まいはきっと青空より曇り空が似合いそう。
ここの売りは水に浮かび水面に映るその姿のようですが、あいにく干からびてました。退廃的なムードは個人的に好きですが。
この城、白いドレスを着た王妃の霊がよく目撃されているようで。
僕は無宗教ですし、物理や科学が好きな無神論者なのでそういった概念を全くもって持ち合わせていないのですが、まぁ…なんとなくここならそういった気持ちがわかるというか。
居そうですよね
霊が姿としてでるなら海外だしパツキンチャンネーなのかなーとか。
仮に襲われたところでマゾでもないしむしろ真逆に位置してるし、そもそも日本人しか無理だしなーとか支離滅裂な終わったことを考えながら過ごす。
いよいよ頭が沸いてきていたのでchill
観光しにきてるわけでもないので、仕切り直しました。
ここの一番の景色はおそらくこのギャラリーでしょう。
長さ60mの長い廊下。さっきの写真にもありますが、水の上に浮かんでいるように見えるあの橋部分です。
床の配色が格子状になっていて当時では珍しい独自性があります。
なぜあの時代にこの模様にしたのか、この色にしたのか、なぜ斜めに配したのか。
さりげなくある窓の鉄格子一つとっても、
誰も気づかないどんな小さい部分でも
そこに作り手の意図や感性が宿っています。
それを観ることや見つけること気配を感じること。僕にとってはとても楽しく充実した時間です。
だから、昔からテレビゲームとかは必要なくて。
そんな子供だった気がします。
ここでも多くの事を吸収しました。parisでもバッグを持たず手ぶらですが、脳の中にはたくさん持ち帰ってきています。
形にしていきますね。
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