-模倣品についてのご注意-
弊社商品の一部において他ブランドによる明確なデザインの盗用が確認されました。
お客様には誤解を招いてしまい大変申し訳ございません。
お問い合わせを多く頂いておりますが、
・レイヤードカットソー に於いては「ターコイズブルー」のお色は制作しておりません。
※現在店頭にてご予約(WEBは5/7より)を頂いております商品はレッド、ピンク、ライトブルー、ブルーとなります。
・LSTT カットソー に於いては「シャツがはみ出したような後付けデザイン」のようなものは制作しておりません。
弊社ASKYYの作品は、根本的なアイデンティティを基にお客様の貴重なお声を頂戴し、大切に一つ一つ企画・制作しております。こちらとしても今後模造品対策(法的措置)に取り組んでいきますが、お客様に於かれましてもご注意下さいますようよろしくお願いいたします。
お客様の情報により発覚しました今回の件。
画像を見せていただいた時は心から笑いました。
小さいブランドだからって舐められてんのかなw まったく一緒なんですよ
怖いなーすごいなー
しかもうちの受注期間前にかぶせてくるってすごくないですかw 必死で草
創造することをやめてしまっているならそれはブランドの終わりを意味します。
画面スクショして色変えてなんの意図もない手を加え工場に送ってるだけならそれはデザイナーでもブランドでも何でもないんですよね。
「誰かと同じこと」をしているのであれば自らの存在価値は果たしてどこにあるんでしょう
自分にしか出来ない、自分がやらなくてはいけない と思うから、人生をかけて表現するのではないでしょうか
その為なら自分のプライベートなんて僕はいくらでも犠牲に出来ます。
毎日深夜200円の弁当だっていいんですよ。
前職でもそうでした。人知れず遅くまで残り、お客様に喜んでもらう為にずっと考えました。そんな生活を続けていた為、気づけば誰も周りにいなくなってしまったことも多々あります。孤独は常に隣にありました。
でも結果はついてきました。身に余る名誉も頂きました。
そういう状況は見てくれている人が必ずいます。
真似事してお金を稼いでその先に何があるんでしょう。なんの為に物作りをしているのでしょう。僕にはその概念がないので本当に理解出来ないんですよ。その意味を知りたい。
様々な経験をし知識を学び自己哲学を養いやっと生み出したものが、ペラ一でパクられて平然と世に出ているのが気色悪いのです。
アパレルではパクリ問題は隣合わせで、そもそものキャンパスが他の表現する媒体より狭い故に、そうならざるを得ない事もわかります。
vintageからのアイデアはパクリなのか、流行りにのせたデザインはパクリなのか、様々なベクトルがあり複雑さと隣り合わせです。「インスパイア」「オマージュ」「モディファイ」立派なデザイナーでもそういった言葉を多用し引用し物を作っています。
弊社ASKYYも度々分類される「モード」というくくりは、特に色や二次元のわかりやすい部分で勝負せずデティールや素材等で主張する狭い世界です。この界隈にあまり慣れ親しんでいない方からすればどれも同じに類似して見えるでしょう。
でもその中で、新しい価値観とアイデアを捻出し、お客様の見えない需要を生み出す者こそがデザイナーでありクリエイターであるべきです。それは必ず作風に反映されますし着用者側にも伝わると信じています。
今回のような、誰がどう見ても「まったく同じ」というのは、むしろそれでさえもないのです。
アイデアなんてお客様の声をしっかり汲み取らせて頂けていれば、溢れるように沸いてくるはずです。ですので、行き詰ることなんて一生ありません。
パクリなんてする暇もないほど、僕にはまだまだ死ぬほど作りたいものがあります。
お客様に着て欲しいものがあります。それは無論服だけで留まりません。
今回の一件は何よりお客様にご迷惑をおかけした事が申し訳なかったのです。
僕も混乱しましたから。お客様の情報によりますと同ブランドはASKYYだけでなく様々なブランドのヒット品番をコピーしている常習なようです。
どれだけパクられようが別にどうでもいいんです。
それは現世で創造することにおいて仕方ない部分がありますから。
ただ、こんなことがまかり通る業界に未来なんてありません。知的財産権も不正競争防止法の法律の意味なんてなくなります。
不景気といわれる業界を、日本を、盛り上げていかなくてはいけません。こんなことしてたら何も時代が進まないんですよ。その先にあるのは、「衰退」です。
その責任はとても大きいです。
お客様に於かれましては、何を着用されるのも自由だと思いますのでそれに関しては、僕も否定しません。
背景などぬきにして直感で気に入ったから。単純に好きだから。繋がりがあるから。使えそうだから。安いから。あの人が似合いそうだから。尊敬する好きな人が着ているから着るのもファッション、誰も着ていないから着るのもファッション。
その全てがファッションです。
着用者側は悪くないのです。
そのデザインがパクリかどうかなんていちいち気にしませんし着る人からしたら全く関係ないことですもんね。星の数ほどブランドはありますから服に対する考え方も千差万別になるのは当然です。
ただ…
うちとは、その考え自体が「全くの別物」とだけご理解いただければと思います。
同じ「ファッションブランド」の括りではありません。
服に対する価値観、方向性すべてが違います。先ほども言いましたが、僕は業界と国を盛り上げたいと心から思っています。それはお客様に喜んでもらうことの延長線を意味します。生まれた以上、生きる意味を追求するのが人間ですが、僕には明確な理由と使命が昔からあるのです。
自分に自信があれば勝手に使命感にさえ駆られるものですから。
ですのでASKYYはそのステージにはいませんし、土俵も違えばこの先に見ている景色も大きく違うでしょう。服に対する意識も当然違う。
一つ一つの服に込める魂の重み、背負っているもの、その全てが違う。
それを言いたかったのです。
相手がたとえ大きいブランドだろうが、うちよりも小さいブランドだろうが、同等に僕は同じことを書いているでしょう。
現在ASKYYは「ファッションとしてのASKYY」を好きでいてくれるお客様に支えられています。
gw始め、いつもよくして頂いているお客様方、多くの差し入れありがとうございました。
いつもお気遣いいただいて嬉しい限りです。
混み合った時間はご対応できず申し訳ございませんでした。
令和になったタイミングで皆様にお伝えさせていただこうと温めていた事があります。
でも今回の件があって、変な報告となってしまい残念です。
ブランドが本格始動して4シーズン目となる2020春夏、
昨年末宣言していた通り
ASKYYは世界へ進出し、今年6月のパリコレクションへ出展することをここにご報告いたします。
すでに展示会場の場所・日時は決定しております。
もう2ヶ月をきっていますが準備は今ヤマを迎えています。
詳しくはまた改めて。
有言を実行し、目標は必ず達成していきます。
付いてきてください。
そしてさよなら、悪しき業界の慣習。
ASKYY は先へ行きます。
令和元年5月吉日
吉田