※今日は前置き長いので閲覧注意
ASKYYって全体がモノトーンベースなので「モードブランド」って括りにされがちなんですけど、ギミックで見て欲しいなと思っていて。
それこそが、色で勝負しない黒系の最たるものかと思っています。
黒だったらモードなのか、もしASKYYに多彩な色があるMDならモードブランドでなくなるのか。アルチザンといわれるブランドの並びにはもともと入らないだろうし、、え、ていうかそもそもモードって何…
僕もこっち系のジャンルは長年深く掘り下げてきましたがそういった人生の背景、培った感性、哲学や思想まで及ぶ壮大な考察かと思っています。この話はとても長くなるので今回はここで止めておきますが(読むの疲れますもんねきっと)、今度ゆっくりお話させてください。
モードブランドと言われる事に関してはイメージが具現化され、良い側面も多いのですが、カテゴライズできない様な、一概に形容できない様な、そんな何かを目標としていて。
いわゆる「ASKYYっぽいね」という唯一無二になれた時のお言葉がもらえるまで、その伏線を張り続けます。
てことで皆様にこの前提がある上で、今回の商品をご理解頂ければ嬉しいです。
この度、”ASKYY”の概念を破壊しにきた猛者をご紹介します。
Model: ASKYY ″SUPER FOXFUR COAT a.k.a MONSTER”
Code:3/7
Season:333
Size:F
Material:wool100%/FOXFUR100%
Color:BLK
完全な新型。
通称MONSTER。
見て下さいこれ、、
まさしくショーピース的な立ち位置。
冒頭にあげた様な所謂こてこてモード系のブランドでは見かけませんよね。そことは一線を置くために彼はやってきました。
贅を尽くしたフォックスファー。
フードの内側まで全てリアルのシルバーフォックス。
毛が長く、ボリュームがあって、めちゃくちゃ柔らかいです。この色味のファーを探すのも苦労しました。フードの周りのみにファーがついた商品はよく見かけますが、内側全て逝っちゃってます。
内側にして落ち着かせるか
全部めくって主張するか
このバランス感がとても良くて。
「ファーのストール」は女性ものでよく見ますが男性は身につけにくいですよね、あのスタイリングの雰囲気に近いでしょうか。そして、ファーの本来の役割って何だっけって。
「フード周り」だけファーがついたものを街でも古くからの服でもよく見かけますが、防寒性として矛盾しててなんか合理的じゃない気がしていました。
それらをASKYYらしく解釈した結果です。
コレクションピースらしく振り切っています。贅沢な実験としてとらえて下さい。
肩はドロップショルダー。
この肩の落ちですともう少し身幅が広くなるのが常ですが、すっきり見える様にパターンを引いています。ただ大きいだけの巷でよく見るただのビッグシルエットとは明確な差を出しました。
ファーが主張してきますから、他の部分は抑制です。
素材はラムウール。
本来の膨らみと柔らかさを活かし、表面を起毛加工。更に柔らかい印象へ近づけました。
肉厚ですね。けれども柔軟。ファーだけが目立ちそうですがそこはしっかりASKYYクオリティで。
前留めも通常のボタンでなくスナップボタンにした分、シャープで削ぎ落とした印象です。
開けた時も綺麗なフォルムとゆるやかなフードへの繋がり。ドレープの形成。
↑ 上の写真らの様にファーを内側にいれることで意外とまとまります。
腰紐の位置も大事ですよね。うちのは重心を下に下げているのでルーズな雰囲気を大事にしています。前で結んでもルーズさが維持できる高さは拘りました。
構築的で保守なフォルムより、無力で奔放の方がよくないですか。
フードを返すとこうなります。
これも1サイズ(フリーサイズ)の展開です。
多く数を製作出来なかった最大の理由は、ファーがモンスターすぎて”毛の抜け”が多いからです。
正直、取り扱いはコロコロが必須という厄介な側面があります。
そんなじゃじゃ馬をうまく扱っていただけるお客様のみご検討くださいませ。(わがままで申し訳ないです)
ということもあって、これは最悪売れなくても記念のピースとして考えていますw
うん、残ったら僕がお世話しますね…責任持って…(失禁)
僕で178cm67kgでちょうど。
あ、こんばんわ 吉田です。
東京はまだガチな冬ではないですが、もう目前ですね。
値段も値段かもしれませんが、”コレクションピース”として考えればとても頑張ったと思っています。
通販にも掲載完了いたしましたのでよろしければご覧くださいませ。
https://www.askyy-shop.com/items/15505874
では、よろしくお願い致します。
ASKYY TOKYO JAPAN FLAGSHIPSHOP & SELECT BRAND